ニュース
IoTプラットフォーム「Things Cloud」推奨デバイス制度を開始:NTTコミュニケーションズ Things Cloud
NTTコミュニケーションズは、同社のIoTプラットフォーム「Things Cloud」との通信確認が取れたセンサーデバイスやIoTゲートウェイを定めるThings Cloud推奨デバイス制度を開始した。
NTTコミュニケーションズは2018年3月26日、同社のIoT(モノのインターネット)プラットフォーム「Things Cloud」との通信確認が取れたセンサーデバイスやIoTゲートウェイを定めるThings Cloud推奨デバイス制度を開始したと発表した。IoT分野におけるトータルソリューション強化の一環となる。
同制度によって、Things Cloudに対応したセンサーデバイスやIoTゲートウェイの中から、用途に応じて最適なものを選択できるようになる。IoT環境を構築するのにかかる期間を短縮し、安全性を高める効果があるという。
推奨デバイスとして認められるには、センサーデバイスやIoTゲートウェイを扱う企業が同社規定の試験項目についてThings Cloudとの通信試験を実施し、その結果を同社に報告する必要がある。試験結果について問題がなければ、後日同社から推奨対象と認定したとの通知が届く。推奨対象となったセンサーデバイスやIoTゲートウェイは、Things Cloudの開発者向けWebサイトに掲載されるとともに、同社が参加する各種展示会などで紹介される。
通信試験の実施には、申請窓口への連絡が必要となる。同社から試験項目表が送付され、Things Cloudの検証環境が貸し出される。試験項目にはデバイス認証、データ送受信、デバイス制御、双方向通信などがある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 最安で月額8円、初期費用なしのLoRaWANサービス
センスウェイは、LPWAネットワークの1つであるLoRaWANを用いたIoT通信サービス「Senseway Mission Connect」の提供を始める。通信費は、初期費用なしで1デバイス当たり月額30円から。ボリュームディスカウントを適用すると、1デバイス当たり月額8円まで安価になる。 - AWSがIoTデバイス向けエッジコンピューティングサービス、6種を投入
AWSは、エッジで機能するコネクテッドデバイス向けに、同社のクラウドサービスを活用したIoT関連サービス6種類を発表した。 - 組み込みと認証で「ライフサイクル」を守る一気通貫セキュリティ
組み込みLinuxなどを手掛けるミラクル・リナックスと、電子認証局事業を行うサイバートラストが合併した。狙いは製品ライフサイクルそのものを守る“一気通貫のセキュリティ”だ。 - クアルコムが「モジュール」でIoT機器の市場投入を加速させる
SnapDragonでスマートフォンの世界で大きな存在感を持つクアルコムが、本格的に「IoTの世界」へ参入する。参入の切り札は機器に応じた「モジュール」だ。 - RTOSからLinuxへの移行を容易に、ルネサスが産業機器向けLinuxソリューション
ルネサス エレクトロニクスが組み込み機器向けプロセッサと動作検証済みLinux、ミドルウェアなどを組み合わせたLinuxプラットフォームを提供開始した。RTOSがまだまだ多く利用されている産業機器のLinux移行を促す。