ニュース
自動運転や電化の進む中で「技術以外」をどう磨くか:オートモーティブワールド 2018(2/2 ページ)
自動運転と電化は今後ますます、何らかのカタチで市販車に取り込まれていくが、技術的に可能であることと、市販車に搭載することでは大きく意味が異なる。日本メーカーが「技術で勝ったが、市場で負けた」とならないためにどうすべきか。テュフ ラインランド ジャパンの講演より探る。
「自動運転の時代」に日本が世界と戦うために
技術だけではなく規格や法規への備えが必要だとして、具体的にはどのような評価指針を参照すべきか。山本氏は「ミラーレス車」を実現するカメラモニターを例に解説した。日本国内においても2016年6月から車両外部に装着したカメラで後方/後側方の間接視界を確保する代わりにサイドミラーをなくすことが認められており、これは未来の話ではなく、今現在の話である。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 【徹底解説】つながるクルマ「コネクテッドカー」のセキュリティ課題と対策
自動車がインターネットなどに接続される「コネクテッドカー」は、今後急速に普及していくことが予想され、より安心、安全、快適な運転環境をもたらすものとして期待されている。しかし、“つながる”ことでさまざまなメリットが得られると同時に、サイバー攻撃にさらされるリスクも高まっていく。「Mentor Forum 2017 - Automotive Day」においてトレンドマイクロは、自動車のハッキング事例、コネクテッドカー開発におけるセキュリティ課題、具体的な対策アプローチについて詳しく紹介した。 - 未パッチでも「停止」はできるように――過渡期ならではの「車のセキュリティ」を模索
カルソニックカンセイはフランスのサイバーセキュリティ企業であるQuarksLabとの合弁で、「車のセキュリティ」に取り組む新会社「WHITE MOTION」を設立した。サイバーセキュリティとセーフティの両立を目指すという。 - 人間を超えるセンシング能力をクルマに! デンソーが取り組むAIプロジェクト
安心、安全なクルマ社会の実現を目指し、人工知能(AI)を活用した高度運転支援システム(ADAS)/自動運転の研究開発に取り組むデンソー。その動きを加速させる同社の「AI R&Dプロジェクト」の取り組みについて、デンソー 技術企画部 担当部長/デンソーアイティーラボラトリ CTOの岩崎弘利氏が紹介した。 - 自動車産業、変革の時代をどう生きる? 未来への処方箋
PwC Japanグループは、世界の自動車産業の現状と展望を解説する「PwC 自動車産業セミナー」を開催。PwCコンサルティングの白石章二氏が登壇し、「自動車産業の未来 〜変化の潮流の中で生き残るための処方箋〜」と題し、講演を行った。 - 自動運転車が起こした事故にメーカーは責任を持つか
完全自動運転の実現に向けた努力は続けられており、その実現は夢物語ではない。しかし、これまで人が全責任を負ってきた運転を機械が担うことで、「有事の際の責任がどこに帰するか」という問題が浮上する。法学的な観点から現状を解説する。