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計測で組み込みソフトウェアの「品質」を丸裸にするIoT時代の組み込み系ソフトウェア品質(3)(6/6 ページ)

ソフトウェア品質を高めるためには、計測が第一のステップとなる。しかし、無形のモノを「はかる」ことには細心の注意を要する。ここではソフトウェア品質を「はかる」ことでの向上を目指す際の心得を紹介したい。

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組み込みシステム全体の品質計測

 組み込み系ソフトウェアの品質計測について見てきたが、組み込みシステム全体としての品質計測はもっと大変である。そしてこれがIoTシステムになると、もう地獄である。何を計測しているのか、何を計測しなければならないのか分からなくなり、その結果、とにかくありとあらゆるものを計測し、無駄な計測コストをかけてしまう。個人情報さえ計測という名の下に収集されるかもしれない。

 繰み込み系ソフトウェアではメカ、エレキ、ソフトが一体となって、品質計測をしなければならない。IoTであればインフラ系、Web系、サーバ系なども入る。登場人物の数だけ、計測の目的や観点も違ってくるため、どんな観点でもどんな目的でもどんな意図でもくめるように、何もかも計測することになり、計測項目数は爆発する。このように組み込みシステムやIoT全体の品質計測は大変である。

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