連載
組み込みソフトウェア品質の「特異性」と付き合い方:IoT時代の組み込み系ソフトウェア品質(2)(2/7 ページ)
ソフトウェアが無形のモノである以上、その「品質」も推して知るべし。把握も容易ではない。まずは「ソフトウェアとは何者か」を考察した上で、組み込みソフトウェア品質についての歩みを進めたい。
1.2 ソフトウェアを科学する
ソフトウェアはプログラムとデータから作られ、プログラムはハードウェア(コンピュータ)に対する何らかの羅列である。
命令型プログラミング言語(手続き型プログラミング言語)において、プログラムは命令(手続き)の羅列であり、オブジェクト指向言語のメソッド関数も命令の羅列である。論理型プログラミング言語ではこうあるべきだという論理(宣言)の羅列であり、関数型言語では関数(数式)の羅列である。コンピュータにおけるアルゴリズム(計算方法)はこれらプログラムを抽象化したものである。
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