連載
組み込みソフトウェアの「品質」とは何か――品質の始まりからその実態まで:IoT時代の組み込み系ソフトウェア品質(1)(6/7 ページ)
組み込みソフトウェアにおける「品質」とは、一体、何者であろうか。多用されている言葉であるがその実態はようとしてしれない。この連載では「IoT時代の組み込み系ソフトウェアの品質」をテーマに開発現場の目線で見ていく。まずはこの品質の正体を見破ることから始めたい。
2.2 品質制御と品質保証、求める品質を作りこむ
品質を計測したら、それを元に品質を制御する。品質を計測し、それを分析することで、品質の弱点が知れるからである。具体的に言えば、品質計測としてバグ密度を計測し、バグ密度が閾値を越える部分があれば、それに対してリファクタリングを実施する。この計測と制御は車の両輪であり、どちらが欠けても品質は前へ進めない。
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