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IoTアプリ開発を5分の1の工数で、東京エレがIoT開発を加速:東京エレクトロン デバイス Connexon
東京エレクトロン デバイスが、IoTゲートウェイなどで必要とされるデータ処理用アプリケーションをGUI操作で生成するクラウドサービス「Connexon」を提供する。
東京エレクトロン デバイスはIoTゲートウェイなどIoTにおけるデータ処理機器のアプリケーションを、コンポーネントを組み合わせるだけのGUI操作で生成するクラウドサービス「Connexon」を2017年7月より提供する。
製造機器に搭載されているモーターを監視して予兆保全を行うなどといったIoTシステムを構築する際、重要なポイントの1つが「データをどう扱うか」「データを処理するアプリケーションをどう開発するか」である。単純につなげるだけならば通信の問題(プロトコルや無線規格など)で解決するが、データをどう処理するかのアプリケーションについては、案件に応じた個別開発が求められている。
Connexonはこの個別開発が必要とされていた領域に向け、クラウドを用いた開発ツールとして提供される。クラウドにデータの扱いに必要な機能があらかじめコンポーネント化されており、それらを画面上の操作で組み合わせていくだけで、従来はフルスクラッチが必要であったアプリケーションが開発される。
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