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組み込み開発向け統合プラットフォームにMCUグループを追加:ルネサス Renesas Synergy
ルネサス エレクトロニクスは、同社の統合プラットフォーム「Renesas Synergy」に新たに3つのマイクロコントローラー「S128/S3A3/S3A6」グループを追加し、組み込み開発向け統合プラットフォームを拡充する。
ルネサス エレクトロニクスは2017年3月29日、同社の統合プラットフォーム「Renesas Synergy」に新たに3つのマイクロコントローラー「S128/S3A3/S3A6」グループを追加し、組み込み開発向け統合プラットフォームを拡充すると発表した。同年6月には、S128/S3A3/S3A6グループから新たに20品名を発売する予定だ。
新たに発表した3グループを加えると、同社のマイクロコントローラーは7グループ、計57品名となる。S3A3/S3A6グループは512KBと256KB、S128グループは256KBのフラッシュメモリを搭載している。
今回の拡充により、Renesas Synergyマイクロコントローラーは、動作周波数帯32〜240MHzのARM Cortex-Mコアと、64KB〜4MBのオンチップフラッシュメモリを搭載したポートフォリオになる。加えて、ハードウェア/ソフトウェア資産を再利用して製品展開が可能となった。
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