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製造現場はどう変わる? デジタル技術がもたらすインパクト産業社会におけるデジタル化の価値(2)(1/3 ページ)

「デジタル化」とは何か――。デジタル化が産業社会にもたらす変化と価値について、全4回で解説する。第2回では生産技術、生産現場に近い部分において、最新のデジタル技術がどのような革新をもたらすのか? モノづくりの在り方がどのように変わるのか? 具体例を交えながら詳しく解説する。

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 こんにちは、志田穣です。

 連載「産業社会におけるデジタル化の価値」では、IoT(Internet of Things)や人工知能(AI)といった近年話題のテクノロジーの中核を担う、「デジタル技術デジタル化)」が産業社会に何をもたらすのか? その価値について全4回にわたり解説していきます。

 前回はモデル化、システムズエンジニアリング、ビジュアリゼーションについて紹介しました。第2回となる今回は、製造現場により近い部分とバリューチェーンにおけるデジタル化の流れについて取り上げます。

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生産フェーズにおける行動の不完全性とは

 前回、産業社会の課題とは、常に「認識」⇒「判断」⇒「行動」における組織の不完全性、能力の欠如をいかに強化するかであるとお伝えしました。では、製造業、とりわけ生産フェーズにおける“行動の不完全性”とは何でしょうか。以下で整理してみたいと思います。

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