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IoTを用いたラベルプリンタ保守サービスに、資産管理とライセンス機能を追加:サトーホールディングス SOS
サトーホールディングスは、同社が提供するIoT技術を用いた保守サービス「SOS」に、資産管理とライセンスの2つの機能を追加し、国内での提供を開始した。
サトーホールディングスは2017年2月、同社が提供するIoT(モノのインターネット)技術を用いた保守サービス「SOS(サトーオンラインサービス)」に、資産管理とライセンスの2つの機能を追加し、国内での提供を開始したことを発表した。
SOSは、ラベルプリンタの稼働状況を常時監視し、問題が発生しそうな箇所を事前に発見して必要なサポートを行う保守サービスだ。予防保守により、ラベルプリンタの安定稼働を支援する。
今回追加された資産管理機能は、プリンタ単位、組織単位、設置先単位のそれぞれで、各プリンタの走行距離やカッター回数などの使用状況を一覧形式で確認できる。集積データの出力も可能で、スキャナーなどの周辺機器の設置管理にも対応した。
ライセンス機能は、プリンタの1次メンテナンスを行う同社の販売店やサービス委託会社に向けて提供される。販売店の顧客のプリンタ情報を提供することでメンテナンス業務を効率化し、リプレイス/パーツ/サプライ関連など、販売支援につながる統計情報も提供する。
同社では、今後発売するプリンタにSOSを標準搭載し、2020年度にSOS対象機種の累計25万台の販売を目指すとしている。
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