ニュース
SLC NAND型メモリ採用の産業機器向けSSD:ハギワラソリューションズ 産業用SSD
ハギワラソリューションズがSLC NAND型メモリを採用した産業機器向けSSDを販売開始した。「最新NANDプロセスのSLCを採用」(同社)し、CFast、mSATA、2.5インチと3つのフォームファクタを用意した。
ハギワラソリューションズは2017年2月9日、産業機器向けSSDの販売を開始した。インタフェースはSATA 3Gbps(Gen 2)で、フォームファクタはCFast、mSATA、2.5インチSATAと3種類が用意される。容量は最大8GB。
ライフサイクル(モデルサイクル)の長い産業機器への組み込みを前提に、メモリには書き換え回数が多いSLC(Single Level Cell)を採用。「最新NANDプロセスのSLCを採用し、長期供給に対応した」(同社)。動作温度は−40〜85℃を確保した(0〜70℃のタイプも用意)。
同領域へのアクセス集中を防ぐことでビットエラーの発生を抑える「ランダマイザ」やバッググランドでブロックを再配置する「オンラインスキャン」などの機能に加えて、あわせて電源断時に動作するリカバリー機能や管理保護領域の保護機能なども用意されている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- HyperFlashとHyperRAM搭載のMCP、車載やIoT向け
サイプレス セミコンダクタは、3V版512Mビット「HyperFlash」メモリと64Mビット「HyperRAM」メモリを搭載した、8×6mmのマルチチップパッケージソリューションを発表した。 - 無限の書き込み耐性を搭載したEERAMメモリ
マイクロチップ・テクノロジーは、無限の書き込み耐性を搭載したメモリソリューションを発表した。電源喪失時にも、外付けバッテリーなしで安全にデータを保持するという。 - NVMe規格に対応するPCIe接続SSD
ウエスタンデジタルは、NVMe規格に対応するPCIe接続SSDを発表した。PCIe Gen3 ×4 NVMeをベースとし、従来のSATA SSDの3倍以上となるシーケンシャル読み取り速度を可能にした。 - 従来比4倍の速度でデータのリード/ライトができるクアッドSPI FRAM
富士通セミコンダクターは、54Mバイト/秒のデータ転送が可能な4Mビット クアッドSPI FRAM「MB85RQ4ML」を開発し、サンプル提供を開始した。 - 4ボールWLCSPと互換性を備えたシリアルEEPROM「M24」ファミリー
STマイクロエレクトロニクスは、シリアルEEPROMの「M24」ファミリーに新製品4種を追加。業界標準パッケージの4ボールWLCSPと完全な互換性を備えている。