ニュース
IoTが企業向けネットワーク機器市場の新たなけん引役に!?:IDC Japan 国内企業向けネットワーク機器市場
IDC Japanは、企業向けルーター/イーサネットスイッチ/無線LAN機器からなる「国内企業向けネットワーク機器市場」の2015年実績と将来予測を発表した。
IT専門調査会社のIDC Japanは2016年6月1日、企業向けルーター/イーサネットスイッチ/無線LAN機器からなる「国内企業向けネットワーク機器市場」の2015年実績と予測を発表した。
2015年の国内企業向けネットワーク機器市場は、前年比成長率5.6%で増加し、市場規模は2131億800万円となった。
2015年の成長は、データセンター向けイーサネットスイッチ需要の増加と、企業における無線LANの継続的な利用拡大がけん引。製品分野別の成長率を見ると、データセンター向け需要がけん引した企業向けイーサネットスイッチ市場は、前年比成長率6.3%で成長した。また、企業向け無線LAN機器市場も依然として高い成長を続けており、2015年も9.3%と大きく伸ばした。
国内企業向けネットワーク機器市場ベンダー別シェアは?
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- マイナス成長がついに1桁台に縮小、クライアントPC市場回復へ
IDC Japanは、2016年第1四半期(1〜3月)の国内クライアントPC市場出荷実績値について発表した。 - 国内IoT市場、ソフトウェア/サービスに対する支出が急速に成長
IDC Japanは、国内IoT(Internet of Things:モノのインターネット)市場におけるテクノロジー別の予測を発表した。 - 「インダストリー4.0」への投資額はいくら? 世界26カ国の製造業に聞いた
PwCは世界26カ国の製造業系企業(9業種)2000社以上を対象に、インダストリー4.0に関するグローバル調査を実施。その調査結果を発表した。 - 国内企業はIoTに慎重な姿勢――期待と不安が入り交じった状況
ガートナー ジャパンは、日本企業のIoTへの取り組みに関する調査結果を発表した。その内容からIoTへの取り組みに対する国内企業の慎重な姿勢が浮き彫りとなった。こうした傾向は、矢野経済研究所が発表したビッグデータへの取り組み状況に関する調査結果からも見てとれる。