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人工知能をヘルスケア業界で活用――治療効果の改善や医療コストの削減に効果:フロスト&サリバン AI活用の展望
フロスト&サリバンの調査「ヘルスケア業界における人工知能(AI)活用の展望」によると、ヘルスケア業界向け人工知能システムの世界市場は、2015年から2021年にかけて年平均成長率42%で成長するという。
現在、第3次「人工知能(AI:Artificial Intelligence)」ブームを迎えている。
金融機関のコールセンターへの導入など、人工知能の商用利用の可能性を示したIBMの自然対話型人工知能「Watson(ワトソン)」。そして、世界トップレベルの囲碁棋士(人間)を相手に4勝1敗で勝利したディープラーニングシステム「AlphaGo」(GoogleのAI部門DeepMindが開発)の名前を一度は耳にしたことがあるのではないだろうか。
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特に、近年のAIブームをけん引している「ディープラーニング(深層学習)」に関しては、パターン認識の領域などで活用が進んでおり、「音声認識」「画像認識」「言語処理」といった機能を有するシステムで活用が広がっている。
そんなAIが、今後ヘルスケア業界で活用が進むと予測されているのをご存じだろうか。2020年に向け、ヘルスケアサービスのあらゆるニーズに対応した人工知能ソリューションが数多く誕生することが見込まれており、世界的に大規模な導入が加速すると考えられているのだ。
AIは、ヘルスケア業界で飛躍的に活用が進む
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