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部品のEOLが分かるオンラインサービス:アールエスコンポーネンツ 製品ライフサイクルマネージャー
アールエスコンポーネンツが、部品のライフサイクル管理を支援する無料オンラインツールを公開した。約40万の部品について生産状態を把握可能で、EOLで開発や量産に支障の出る事態を避けることができる。
電気電子部品や産業用部品の通信販売を手掛けるアールエスコンポーネンツが、部品のライフサイクル管理を支援する無料オンラインツール「部品サイクルマネージャー」の提供を開始した。
近年では電子部品や成形材料メーカーが収益悪化に伴う品番集約を進めており、その結果、利用していた部品がEOL(生産終了)を迎えるという事態に直面することも珍しくない。新サービスはEOLによって再設計を余儀なくされる、もしくはEOL予定に気が付かず部品を採用して量産に支障が出るといった事態を避けるために用意された。
「部品サイクルマネージャー」の部品データベースには半導体や受動部品、コネクター、電源、制御部品など同社が取り扱う製品群のうち約40万点が登録されており、それらについて「生産中」「生産中だが新規設計には非推奨」「最終オーダー受付中」「生産終了」といったステータスを確認できる他、EOLまでの予測年数も確認できる。
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