実装工場の多様なニーズに応えるプロダクションモジュラーの新モデル:パナソニック ファクトリーソリューションズ NPM-TT2
パナソニック ファクトリーソリューションズは、実装工場の多様なニーズに対応する、高生産性と高精度の両立を図ったプロダクションモジュラーの新モデル「NPM-TT2」を発表。
パナソニック ファクトリーソリューションズは2016年1月26日、大量生産から変種変量生産まで対応できるように、高生産性と高精度の両立を図ったプロダクションモジュラーの新モデル「NPM-TT2」を同年2月より受注開始すると発表した。
◎編集部イチ押し関連記事:
» IIoTが実現する製造業の未来とそのメリット
» ガラパゴス化しつつある日本の製造業、つながらない設備機器
» ガラパゴス化しつつある日本の製造業、取り残されるプログラミング言語
» パラダイムシフトの時が来た! IIoT時代の生産設備の保守・管理は劇的に変化する
» トヨタが全面採用を決めた「EtherCAT」とは何か
実装基板の生産量は各実装工場で異なり、使用される基板や部品は多種多様になっている。そのため、各実装工場の生産形態や各商品の特性に応じた生産装置が必要とされており、こうしたニーズに対応するため、今回NPM-TT2が開発された。
同モデルでは、変種変量生産向けプロダクションモジュラー「NPM-W2」のデュアルレーンと直接連結することで、前後トレイ供給でのデュアルレーン完全独立実装に対応する。これにより大量生産から変種変量生産まで、最適なラインを構築できるように。さらにマルチ認識カメラを採用することで、大型異形部品実装の生産性を向上するとともに、NPM-W2や、はんだ印刷、検査、電子部品実装などを扱う「NPM-D3」と認識データを共有できるようになった。
また、ユーザー側でシングルトレイと17連交換台車の取り換えができるため、トレイ部品とフィーダー部品の比率変動を柔軟に調整できる。
最高実装速度は3万6000cph(1時間に実装できるチップ数)。対象基板はデュアルレーンモードが50×50mm〜510×300mm、シングルレーンモードが50×50mm〜510×590mmとなる。
◎併せて読みたいお薦めホワイトペーパー:
» 5分で分かるEtherCAT
» 産業用IoT向け“次世代イーサネット規格”とは?
» 基礎から始める FL-net 入門編
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.