IoTとAI、ビッグデータ時代のソフトウェアテスト(5)
ソフトウェアテストの手法と施策(後編)「テストの施策」を反省する(2/7 ページ)
記録が大事、網羅率が大事、単体テストの大事なところ
単体テストはプログラマー本人がするので、記録をおざなりにしがちである。単体テストの入力(テストケース)と結果(網羅率を含む)しか記録しないこともある。もっと悪くすればテストケースさえ記録せず網羅率だけを報告するだけかもしれない。
単体テストはまず自分のためにするものであり、これは現在の自分だけでなく未来の自分のためにも行うものだ。1年先にテストの記録がなかったらどうなるのか。「確かに1年前にした膨大なテストケースと網羅率の記録はある。でもどうしてこんな単体テストをしたのか、今となっては思い出せない。なぜ網羅率を100%にせずに手抜きをしていたのか、思い出せない」のような悲劇または喜劇を演じることになるであろう。
単体テストは網羅率100%を目指す。しかしいろいろな事情でそれを達成せずにテストを完了させることもある。その理由として一番多い理由は「時間がなかった」あるいは「安全そうなプログラムだから」であろうが、「試作として作ったプログラムだから」などが理由になることもあるだろう。網羅率を100%にしなかった理由を記録することが、きっと未来の自分のためにも、もしかしたら別の人の幸せのためにもなる。
とあるテスト現場より(2)
A:「先輩、網羅率100%にできません。どうしましょう」
B:「エネルギー充填200%だ」
例外は例外
網羅率が100%にならない理由の1つに例外処理がある。例外処理を単体テストで個々に処理すると多くのコストが掛かるため、システムテストでまとめて例外処理のテストをすることがある。特にJavaなど例外を事細かにキャッチする文化では、テストは面倒である。
例外処理を単体テストの例外にするのかはプログラマーだけで決めるのではなく、プロジェクトで統一する。よくある運用には「例外は例外でも可、ただし、その理由を明記せよ」がある。
ツールの選定は大胆に
単体テストでどんなツールを使うのかも施策である。ツールなどはプログラマーだけで決める場合と会社で決める場合があるが、ツールの選定は現場に任せた方がいい。会社は「金は出すが口は出さず、現場に任せ、ツールを統一しないと管理コストは掛かるが現場は幸せ」という方針がいい。きっと、エンジニアは気分良くテストをするだろう。
複数の人がわいわい行う結合テストの施策
結合テストでは複数の人が作ったプログラムの結合状態をブラックボックステストで実施する。次から結合テストではどのような施策があるのかを見ていくことにする。
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IoTとAI、ビッグデータ時代のソフトウェアテスト
言うまでもなくソフトウェアテストは重要だが、IoTやAIなどの新しい概念によってソフトウェア自体の在り方が変わりつつある中、旧来からのテストを踏襲するだけでは成果は得られない。新時代のソフトウェアテストについて、考察する。
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