日本オラクル/三菱重工航空エンジン Oracle Java Cloud Service
製品不具合や納期遅延をリアルタイムに把握できるサプライヤー向けポータルサイトを構築
日本オラクルは、三菱重工航空エンジンがサプライヤー向けポータルサイト構築にクラウド型Javaアプリケーション開発・実行基盤「Oracle Java Cloud Service」を採用したことを発表した。
日本オラクルは2016年10月26日、三菱重工航空エンジンがサプライヤー向けポータルサイト構築にクラウド型Javaアプリケーション開発・実行基盤「Oracle Java Cloud Service」を採用したことを発表した。
三菱重工業の民間航空機用エンジン事業が分社化し、2014年10月1日に発足した三菱重工航空エンジンは、航空エンジンメーカーからのコンポーネントや部品の受託生産、航空会社を主な顧客とした航空エンジン本体のオーバーホールサービスなどを主力事業とする。
現在、三菱重工航空エンジンでは、業務プロセスの効率化・可視化の取り組みを進めており、「不具合ゼロ」「設備ダウンタイムゼロ」のスマートファクトリーの実現を目指している。このたび、その推進プロジェクトの1つであるサプライヤー向けポータルサイトの構築において、Oracle Java Cloud Serviceが採用された。同ポータルサイトの活用により、航空エンジン部品供給企業群とのサプライチェーンの効率的なコミュニケーションを促す狙いである。
週次レポート作業を大幅軽減! 知りたい情報をリアルタイムに提供
Oracle Java Cloud Service採用のポイントは、素早く、円滑なポータルサイトの開発・運用が可能な点だという。三菱重工航空エンジンは、特定のサプライヤー向けに納期情報や製品不具合時の情報をやりとりするアプリケーションを、2016年11月から提供を開始する予定だとする。
このクラウドベースのアプリケーション上では、製品不具合や納期遅延が発生した際、サプライヤー自身がポータルサイトに発生状況を入力し、これらの情報を社員がリアルタイムに把握できるようにする計画である。これまで、担当者が1週間分のデータを表計算ソフトで集計し、グラフ化。それをメールで関係者にレポートするという週次作業を行っていた。今回のアプリケーションを利用することで、必要な情報をタイムリーに閲覧できるようになり、コミュニケーションの迅速化、工数削減が見込まれるという。また、コスト面においても、ライセンス購入の固定資産ではなく経費で製品を利用できることもメリットだとする。
今後、三菱重工航空エンジンは、サプライヤーからの要望に応じて、不具合に関する傾向情報をポータルサイトで提供し、生産工程の分析にも活用できるようにしていくという。
三菱重工航空エンジンでは、今回の導入に先行して「Oracle BPM Suite」を導入しており、業務プロセスの標準化プロジェクトを推進。これまでに、小規模な社内業務プロセスを対象に複数の試験プロジェクトを完了させており、2017年からはサプライチェーン管理、設計変更管理などの基幹業務にも適用していく計画だという。また、Oracle BPM Suiteと同等の機能を提供する「Oracle Process Cloud Service」の採用も検討しているとのことだ。
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