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125℃まで対応した車載向けのFPC/FFCコネクター:京セラコネクタプロダクツ 6288シリーズ
京セラコネクタプロダクツは2016年10月、車載向けの0.5mmピッチFPC/FFCコネクター「6288」シリーズに、−40〜+125℃までの使用温度範囲を可能にした高耐熱タイプを追加した。
FPC/FFC仮保持機構を採用
京セラコネクタプロダクツは2016年10月、車載向けの0.5mmピッチFPC/FFCコネクター「6288」シリーズに、−40〜+125℃までの使用温度範囲を可能にした高耐熱タイプを追加した。同年11月1日に販売を開始し、サンプル価格は150円(60極)となる。
使用温度範囲を従来の105℃から125℃まで拡大したことで、エンジンルーム付近の制御装置などの用途にも対応する。汎用性のある0.3±0.05mm厚のFPC/FFCに適応し、耳付きFPC/FFCとの組み合わせで斜め挿入による接点ズレを防止できる。これにより、確実な接続に加えてFPC/FFC保持力が向上した。6288シリーズやストレートタイプの「6801」「6251」シリーズとは、共通のFPC/FFCを使用できる。
対応予定極数は8〜80極で、基板上高さは2.0mm、実装奥行きは6.5mm。定格電流はDC0.5A、定格電圧はDC50Vとなる。また、FPC/FFC仮保持機構の採用により、ワンフィンガー装着が可能で、作業効率の向上に貢献できるという。
自動車産業向けの品質マネジメント規格「ISO/TS 16949」認証を取得した工場で生産し、1リール2000個入りのエンボステープ梱包で提供する。自動実装にも対応する。
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