ニュース
企業間のIoTをつないで、サプライチェーン全体を最適化する中堅企業向けIoTソリューション:NEC サプライチェーンマネジメントIoTソリューション
NECは、サプライチェーンにおけるムダを排除し、コスト競争力・スピード感のある企業間連携を実現する中堅企業向けの「サプライチェーンマネジメントIoTソリューション」を製品化し、2017年1月から提供を開始する。
近年、さまざまな業界、産業分野においてIoT(Internet of Things:モノのインターネット)活用に注目が集まっている。そんな中、中堅企業においては、自社単独でのIoT活用にとどまらず、パートナー企業との間でそれぞれがIoT活用により収集した情報を共有することで、サプライチェーン全体の見える化や最適化を実現し、競争優位性を確立したいというニーズが高まりつつあるという。
こうしたニーズに対し、NECは、サプライチェーンにおけるムダを排除し、コスト競争力・スピード感のある企業間連携を実現する中堅企業向けの「サプライチェーンマネジメントIoTソリューション」を製品化し、2017年1月から提供を開始する。個々の企業がIoTを活用して収集した生産進捗や配送進捗、店頭在庫といった情報を、サプライチェーンを構成する企業がクラウド上で共有するデータベースに蓄積。これにより、取引先の状況を正確に把握した上で自社の業務計画を柔軟に変更できるようになるという。
このたび、同ソリューションの第一弾として、(1)製造業と物流業で完成品在庫情報を共有し集荷時期を最適化するソリューションと、(2)物流業と小売業で配送進捗を共有し店舗での待機工数を削減するソリューションを提供する。
それぞれの特長は以下の通りである。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 屋内稼働する作業車の位置や稼働状況をリアルタイムで見える化するシステム
電通国際情報サービス(ISID)、ローム、ラピスセミコンダクタの3社は、共同開発を進めているIoTインフラ「SynapSensor」を用いて、屋内稼働する作業車の位置/稼働状況などをリアルタイムで“見える化”するシステムのプロトタイプを開発したことを発表した。 - ベテラン技術者の耳で判断していた異音を検知! 異音の見える化ソリューション
NTTデータは、IoT技術を用いて設備機器の稼働音を可視化することで、異常検知/予防保全を支援する「異音検知ソリューション」の提供を2016年11月から開始する。 - 屋内の人・モノの位置情報を活用し業務効率改善を支援するソリューション
ACCESSは、業務用途に特化した屋内の位置情報取得ソリューション「ACCESS Beacon Framework(ABF) for Location」の提供開始を発表した。 - 工場のIoT活用を支援するネットワーク基盤を構築、工場外からのデータ活用も
ネットワンシステムズは、三菱重工エンジン&ターボチャージャの相模原地区第三工場において、IoT活用を可能にするネットワーク基盤を構築した。