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ET2017にみる「組み込みAI」への遠い道のり組み込みAI(2/3 ページ)

AIが組み込み機器にもやってくる――。2017年は各社が「組み込みAI」の実現に向けて取り組んだが、どれほどの進みをみせたのだろうか。Embedded Technology展(ET2017)の会場から推察する。

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Photo05
Photo05:D-02/03/06は空きスペースではない。単に割り当てがPDF作成までに間に合わなかったものと思われる

 さて、では「組込みAI活用ゾーン」(Photo05)の各社は?というと、これがホール各所の展示に輪をかけてひどかった。

 例えばロゼッタのブースは自動翻訳ソリューションの展示で、内容は翻訳時の表現や言い回しに関してAIを利用して学習、翻訳に役立てるというだけのものだった。TQ-SystemsはドイツのCPUモジュールメーカーで、どうしてこれが「組込みAI活用ゾーン」に分類されたのか分からない。

 テクノブレーンは特許分析システムの展示を行っていたが、同社の本業は言ってみれば人材派遣業であって、事業概要をみてもこの分析システムの話が出てこない。Photo05に名前の出てこないブースについても、どうみてもAIと無関係なものが展示されていた。そしてその無関係の最右翼がD-04のGroove Xだ。

結局、「組込みAI活用ゾーン」とはなんだったのか

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