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ソフトウェア品質のためにテストが「できること」「できないこと」:IoT時代の組み込み系ソフトウェア品質(5)(2/5 ページ)
テストは品質を守る最後の守護者であるが、品質はテストだけで守られる訳ではない。しかしその関係は深く、テストは品質を導く水先案内人といえる。ここでは、テストが品質に対して「できること」と「できないこと」を説明したい。
ソフトウェアテストの問題点
ソフトウェアテストの対象は機能要件のみであることが多い。単にテストと言えば、機能テストを指し、他の品質特性のテストはパフォーマンステストなどの別名が与えられている。この機能テストは「機能が正しく動作するか」をテストするもので、性能や使用性(ユーザビリティ、使いやすさ)などは蚊帳の外である。蚊帳の外なので虫(バグ)刺されになるかもしれないが。
機能テストに費用は必要だが、機能テスト以外のテストはさらにコストがかかる。
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