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「ARMコアの普及」(前編)――AppleとNokiaに見初められたプロセッサIP(2/2 ページ)

ソフトバンクによる買収で知名度を上げたARMだが、ARMが扱う「CPUの設計図」である「ARMコア」の用途はスマートフォンに限るものではなく、さまざまな分野で利用されている。なぜ「ARMコア」は広まったのか。

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3種類のARMコア

 ただこの後、特にスマートフォン向けには、より高い処理性能が求められるようになってきた。これに向けてARMは新しい命令アーキテクチャ(ARMv7)を3種類策定すると共に、これを実装する3種類のCPUコアを開発した。

 最初に投入されたのはマイコン向けの「Cortex-M」で、最初のコアであるCortex-M3が2004年に発表されている。翌年にはアプリケーションプロセッサの「Cortex-A」シリーズの最初の製品であるCortex-A8が、2006年にはリアルタイム制御向けの「Cortex-R」シリーズに属するCortex-R4がそれぞれ発表されることになった。

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