ニュース
平面加工用カッター向けM級インサートを追加:タンガロイ DoTriple-Mill
タンガロイは、平面加工用カッター「DoTriple-Mill」向けM級インサート3タイプを発売した。
タンガロイは2017年6月、平面加工用カッター「DoTriple-Mill(ドゥートリプル・ミル)」向けM級インサート3タイプを発売した。価格は四角形の「SNMU1307ANEN-MJ AH3135」が1599円、八角形の「ONMU0507ANEN-MJ T3225」が1718円、丸駒の「RNMU1307ZNER-MJ T1215」が1804円となる。
DoTriple-Millは、四角形、八角形、丸駒の3タイプのインサートに対応する平面加工用カッター。インサートのクランプ強度を高めるダブテイルクランプ構造を採用し、効率的な加工作業が行える。同社はこれまでG級インサートを提供しているが、今回新たにM級インサートを追加した。
四角形のSNMUタイプは2mmの正面切れ刃を持ち、荒加工から仕上げ加工まで対応する。切りくず処理性に優れ、特にステンレス鋼の加工で安定した加工ができる。八角形のONMUタイプは、SNMUタイプと同じ正面切れ刃形状を備え、処理性に優れた切りくずを生成する。また、丸駒のRNMUタイプは高い切れ刃強度を特徴とし、切り込み変動の大きい加工に対応。低切り込み時には、高送りによる高能率加工ができる。
M級インサートは、従来材種のAH3135/AH120に加え、新CVD材種のT3225/T1215を用意している。T3225はステンレス鋼と鋼、T1215はダクタイル鋳鉄とねずみ鋳鉄の高速高能率加工に適している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 超硬製品の認知度向上を目的に新商品ブランドを展開
三菱マテリアルは、超硬製品事業の新商品ブランド「DIAEDGE(ダイヤエッジ)」を展開すると発表した。 - コーナー角75度のカッターボディーで高送り加工が可能
三菱マテリアルの加工事業カンパニーは、多コーナー形汎用正面削りカッター「AHX475」の販売開始を発表した。 - 難削材加工に対応した多コーナー仕様の刃先交換式ラジアスミルを発売
三菱日立ツールは、難削材加工に対応した多コーナー仕様の刃先交換式ラジアスミル「アルファ ラジアスミルRD16B形」を発売した。 - 外刃にはCVD、内刃にはPVDコーティングを施した穴あけ加工用ドリル
京セラは、穴あけ加工用の刃先交換式ドリル「マジックドリル DRV」の販売を開始した。