ニュース
工場IoTは小さく始めて、大きく育てる――少ない初期投資で着実な導入を支援:NSW/PTC/HPE ファクトリーIoT スモール・スターター・パッケージ(2/2 ページ)
工場の見える化を実現すべく、IoT導入に大きな期待を寄せる製造業。しかし、現在本格的にIoT導入を進められているのはごく一部である。そうした中、さまざまな課題や障壁を取り除き、月額50万円からのスモールスタートでファクトリーIoT導入を支援するパッケージを、日本システムウエア、PTCジャパン、日本ヒューレット・パッカードの3社が発表した。他のIoT導入支援サービスとの違いはどこにあるのだろうか。
データを外に出したくない工場でも安心して始められる
同パッケージの特長を整理してみると、(1)POVの段階で大幅な投資が不要、(2)初期の立ち上げ支援を受けられる、(3)自社で発展的・継続的な開発が可能(ノウハウを自社内で蓄積可能)、(4)工場内だけでなく社内システム/業務アプリケーションとの接続も可能、(5)デジタルデータ活用を見越した拡張性などが挙げられる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- IoTシステムの構築は「計測」なくして語れない! 〜オンライン状態監視システムの構築事例から学ぶ〜
「IoTという言葉ばかりが先行し、実際に何をすべきか分からない」「収集したデータをどのように活用してよいのか分からず困っている」など。IoT導入の必要性に迫られながらもこうした課題を抱えている企業は多い。その解決策のヒントとして、「NIDays 2016」のセッションプログラムに登壇したイー・アイ・ソルによる講演、「IoT化のための導入ステップを基礎から学ぶ! オンライン状態監視システムの導入課題と解決事例」の模様を紹介しよう。 - 信号灯から製造設備の稼働状況を取得する“簡単IoT”ソリューション
東洋ビジネスエンジニアリングは「第1回 スマート工場 EXPO」において、信号灯に専用機器を取り付けるだけで簡単に製造設備の稼働状況を見える化できる、製造現場向け“簡単”IoTソリューションの展示デモを行った。 - ベテラン技術者の耳で判断していた異音を検知! 異音の見える化ソリューション
NTTデータは、IoT技術を用いて設備機器の稼働音を可視化することで、異常検知/予防保全を支援する「異音検知ソリューション」の提供を2016年11月から開始する。 - 屋内稼働する作業車の位置や稼働状況をリアルタイムで見える化するシステム
電通国際情報サービス(ISID)、ローム、ラピスセミコンダクタの3社は、共同開発を進めているIoTインフラ「SynapSensor」を用いて、屋内稼働する作業車の位置/稼働状況などをリアルタイムで“見える化”するシステムのプロトタイプを開発したことを発表した。 - バズワードを抜け出す製造業IoT
IoT(Internet of Things)は確実に製造業の実務に生かされはじめている。アクセンチュアと日本オラクルが、その現状や将来の見通しについて語った。