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「IoT怖い」の真実と誤解――“正しく怖がること”から始めるセキュリティ対策:宮田健の「セキュリティの道も一歩から」(21)
「モノづくりに携わる人」だからこそ、もう無関心ではいられない情報セキュリティ対策。しかし、堅苦しい内容はちょっと苦手……という方に向けて、今日から使えるセキュリティ雑学をお届け! 今回は、「IoT怖い」の真実と誤解について触れ、セキュリティの基本となる考えをご紹介します。
近年のブームの代表格は間違いなく「IoT(Internet of Things)」でしょう。ここで筆者があえて「ブーム」と表現したのは、決して“いい意味”だけではないからです。ブームになると、その言葉の示す範囲が広くなり過ぎてしまい、この言葉を聞いた人は、「一体、どのような意味と意図で○○という言葉を使っているのか?」と探り探り会話をすることになります。そして、ブームの後半は決まって「○○の恐怖」「○○は本当に大丈夫なのか?」と、“恐怖をあおるフェーズ”に突入していきます。そういう意味で、IoTもそろそろこのフェーズに入ってきたのではないかと思います。
恐怖をあおる意味でセキュリティは欠かせない存在です。ちょうどNHKでも「『IoTクライシス』が忍び寄る」と題した特集番組を放映したばかりです。
さて、IoTは本当に破滅的で、システムを脅かすものになってしまうのでしょうか。このコラムをお読みの皆さんには、ぜひ“真実”を知ってほしいと思います。
セキュリティのキホンは「正しく怖がること」
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