ニュース
省エネ化を実現したACサーボアンプ、半導体製造装置や工作機械向けに:山洋電気 「SANMOTION R」3E Model
山洋電気は、ACサーボアンプ「SANMOTION R」3E Modelに、AC400Vタイプを追加した。
山洋電気は2017年2月、ACサーボアンプ「SANMOTION R」3E Modelに、AC400Vタイプを追加したことを発表した。従来品に比べて消費電力を最大15%、待機電力を29%削減した。発売は2017年3月1日の予定で、半導体製造装置や工作機械、一般産業機械などでの用途を見込む。
◎編集部イチ押し関連記事:
» IIoTが実現する製造業の未来とそのメリット
» ガラパゴス化しつつある日本の製造業、つながらない設備機器
» ガラパゴス化しつつある日本の製造業、取り残されるプログラミング言語
» パラダイムシフトの時が来た! IIoT時代の生産設備の保守・管理は劇的に変化する
» トヨタが全面採用を決めた「EtherCAT」とは何か
サーボアンプには、保持ブレーキ機能を標準装備した。ブレーキの制御回路を必要としないため、配線を減らすことができる。通電がない時にはモーターの位置を保持し、加工対象物の落下などを防止する。他に、位置制御や速度制御、トルク制御などの制御機能も搭載した。
制御回路電源は24Vで、主回路電源は380〜480V。同社の0.55〜5.5kWのサーボモーターに対応する。安全機能であるセーフトルクオフ機能のあり/なし2タイプをそろえ、それぞれアンプ容量25/50/100Aを用意した。
◎併せて読みたいお薦めホワイトペーパー:
» 5分で分かるEtherCAT
» 産業用IoT向け“次世代イーサネット規格”とは?
» 基礎から始める FL-net 入門編
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 生産設備の性能と立ち上げ効率をアップするACサーボシステム
オムロンは、機械全体の制御を1つのコントローラーで可能にする「Sysmacオートメーションプラットフォーム」に、ACサーボシステム「1S」シリーズを追加した。 - ファンの回転速度を外部から制御できるPWMコントローラー
山洋電気は、PWMコントロール機能付きファンの回転速度を外部から制御できる「San Ace PWMコントローラ」のBOXタイプと基板タイプを発売。PWMコントロール機能付きファンを最大4台まで接続して使用できる。 - 実装密度の高い装置の冷却に最適な高静圧ファン
山洋電気はサーバ、ストレージ、電源装置など、実装密度の高い装置の冷却に対応する高静圧ファン「San Ace 80」9HVAタイプを発売した。 - 高風量・高静圧で優れた冷却効果を発揮する遠心ファン
山洋電気は、高風量・高静圧で高い冷却効果を発揮する遠心ファン「San Ace C175」9TGAタイプを発表した。