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半導体需要、SamsungとAppleが引き続き先導も市況変化は激しくガートナー 半導体消費調査

ガートナーが主要電子機器メーカーの半導体需要に関する調査結果を発表した。Samsung とAppleが引き続き大手半導体顧客としての存在感を発揮しているが、BBK Electronicsなど中国勢の躍進もあり市況の変化は激しい。

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 ガートナーは2017年2月1日、2016年における主要電子機器メーカーの半導体需要に関する調査結果を発表した。Samsung ElectronicsとAppleが2015年に続いて大手半導体顧客としての存在感を発揮しているが、ガートナーでは両者の成長に対する期待が薄くなっていることからインパクトは小さくなってきていると分析している。


 調査によれば2016年の半導体需要(速報値、デザインTAMベース)1位は、Samsung Electronicsの316億6700万ドルで、そこにApple(299億8900万ドル)、Dell(133億800万ドル)と続く。以下の顔ぶれはLenovo、Huawei、HP、Hewlett Packard Enterprise、Sony、BBK Electronics、LG Electronicsとなっている。

2015年ランク 2016年ランク メーカー名 2015年 2016年 成長率 (%) 2015〜2016年 シェア (%) 2016年
2 1 Samsung Electronics 30,343 31,667 4.4 9.3
1 2 Apple 30,885 29,989 -2.9 8.8
4 3 Dell 10,606 13,308 25.5 3.9
3 4 Lenovo 13,535 12,847 -5.1 3.8
6 5 Huawei 7,597 9,886 30.1 2.9
5 6 HP Inc. 8,673 8,481 -2.2 2.5
8 7 Hewlett Packard Enterprise 6,485 6,206 -4.3 1.8
7 8 Sony 6,892 6,071 -11.9 1.8
21 9 BBK Electronics 2,515 5,818 131.4 1.7
9 10 LG Electronics 5,502 5,172 -6.0 1.5
―― ―― その他 211,736 210,238 -0.7 61.9
―― ―― 合計 334,768 339,684 1.5 100.0

 金額を見て分かるようSamsung ElectronicsとAppleの半導体需要は他者を大きく上回っており、2社の需要は合計すると世界全体の需要の約18.2%を占めるに至っている。ただ、Appleはガートナーが2007年にデザインTAMの調査を開始して以来、初の成長率マイナスを記録しており、その原因として調査ではiPadの販売不振、PC市場におけるシェア減少を挙げている。

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