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「IoT-Engine」開発キット、ユーシーテクノロジが販売ユーシーテクノロジ TX03 M367 IoT-Engine Starter Kit

ユーシーテクノロジが、μT-kernel 2.0を搭載したIoT-Engine開発キット「TX03 M367 IoT-Engine Starter Kit」を販売する。

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「TX03 M367 IoT-Engine Starter Kit」
「TX03 M367 IoT-Engine Starter Kit」

 ユーシーテクノロジは2016年9月29日、RTOS「μT-kernel 2.0」を搭載した、IoTエンドデバイス向けの小型モジュール「IoT-Engine」の開発キット「TX03 M367 IoT-Engine Starter Kit」を同年9月30日より販売開始すると発表した。価格は19万8000円(税別)。

 開発キットには評価ボードの他、ソフトウェアライブラリとソフトウェア開発環境、6LoWPANボーダールーターが含まれる。評価ボードからルーターを6LoWPANで接続、ルーターからインターネット上のクラウドに接続することで、センサーやアクチュエータの制御プログラムを用意するだけでクラウド連携のIoTデバイス開発が行える。

 IoT-Engineはトロンフォーラムの提唱する、μT-kernel 2.0を搭載したIoTエンドデバイス向けの小型モジュール。IEEE 802.15.4の無線機能とCoAPならび6LoWPAのプロトコルを搭載し、エネルギーハーベストでの動作も可能な低消費電力設計が施されている。Arduino互換のI/O割り当てもある100ピンコネクターは、コネクターの標準化も意図している。機械的な寸法についてもコネクター形状とその固定位置、固定穴寸法とその位置について規格化されている。

 トロンフォーラムが提唱するIoTのアーキテクチャは「Aggregate(総体) Computing」と表現されており、モノからデータ取得や直接的な制御を除く要素をできる限りクラウド側に任せることでエンドデバイスの低価格化と普及を狙い、加えて、ポリシーをクラウドで一元管理することによるデータ管理の高度化も同時に狙う考え方だ。その中で、モノの接続と制御を担当するのがIoT-Engineとなる。

 本開発キットには東芝製マイコンが搭載されているが、ユーシーテクノロジーではIoT-Engineに賛同する各社(東芝マイクロエレクトロニクス、ルネサス エレクトロニクス、Cypress、Imagination Technologies、Novoton Technology、NXP Semiconductors、STMicroelectronicsの7社)のマイコンを搭載した開発環境や関連製品を販売する予定としている。

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「Aggregate Computing」の概略

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