「介護ロボット」はコンセプトモデルの域を脱し“実用品”へ――市場の拡大傾向は持続:TechFactory 人気記事TOP10【2016年7月版】
TechFactoryオリジナル記事コンテンツの人気ランキングTOP10をご紹介。今回は、矢野経済研究所が発表した「国内介護ロボット市場の推移と予測」を基にしたニュース記事「『介護ロボット』は単なるコンセプトモデルではなく『実用品』の時代に」が第1位でした!
TechFactory 7月の人気記事ランキング
皆さん、こんにちは。TechFactory編集部です。
今回は、2016年7月1〜31日までの期間に掲載されたTechFactoryオリジナル記事コンテンツの中から、人気記事ランキングTOP10をご紹介いたします。
7月の人気記事ランキングTOP10
2016年7月1〜31日第1位は、矢野経済研究所が発表した「国内介護ロボット市場の推移と予測」を基にしたニュース記事「『介護ロボット』は単なるコンセプトモデルではなく『実用品』の時代に」でした。調査結果によると、2013年度から開始された国家プロジェクト「ロボット介護機器開発・導入促進事業」の成果を受け、2015年度の国内介護ロボット市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、10億7600万円(前年度比549%)と大きな成長を遂げました。
そして、2016年度以降も新規参入メーカーの増加や新製品の投入が期待されており、市場の拡大傾向は持続する見通しで、2020年度の国内介護ロボット市場規模は149億5000万円に達する見込みだとしています。
今回の調査結果に対し、矢野経済研究所は「介護ロボットは“コンセプトモデル”の域を脱し、介護現場の負担軽減や効率化のための“実用品”として導入されようとしています。今後は、利用条件や環境が異なる介護現場で効果的な使い方を、メーカーとユーザーが協力して作り出し、それを定着させていけるかが普及のポイントになるでしょう」と述べています。
続く第2位は、かつて“製造業不毛の地”といわれていた沖縄にフォーカスした連載「沖縄モノづくり新時代」の第4回「3Dゲーム開発の第一人者が地方都市『沖縄』で今考えていること」でした。これまで企業や団体の取り組みを中心にお届けしてきた本連載ですが、今回は“沖縄で活躍する人”にフォーカス。インタラクティブラボラトリー沖縄の代表取締役会長を務める武田政樹氏にインタビューを行いました。
同氏は、日本の3Dゲーム開発の第一人者として知られる人物で、2011年にインタラクティブラボラトリー沖縄を創業。現在は、AR(Augmented Reality:拡張現実)やIoTのシステム開発、3Dプリンタの活用支援など、さまざまな先端技術を沖縄に広げる取り組みを進めています。
そして第3位は、戦略コンサルティング企業が発信する論考や調査レポートから、モノづくり業界の皆さんに示唆をもたらす記事を紹介する連載「戦略コンサルの論考を変革のヒントに」の第2回「ハード屋がソフトの世界で成功するための5つのヒント」でした。今回は、ボストン コンサルティングが提言する「ハードウェアメーカーがソフトウェアの世界で成功する方法」をピックアップし、5つのキーポイントを読み解いています。
今回のランキングで注目なのは、第10位の「ワンチップマイコンで動く音声再生ミドルウェア、シャープ『ヘルシオ』に採用」です。シャープのヘルシー調理家電「ヘルシオ」の最新モデルに、CRI・ミドルウェアが開発した音声ミドルウェア「かるイイ音」が採用されたというニュース記事。新型ヘルシオは、音声対話により毎日の献立選びを相談でき、使用者の問い掛けに対し、AI(人工知能)が季節や天気、調理履歴などを考慮して、クラウド上にある豊富なレシピの中から、おすすめのメニューを提案してくれるスグレモノ! その際のクリアな音声発話の実現に、かるイイ音が貢献しているそうです。AI家電の普及とともに、こうした音声技術の搭載も広まっていくことでしょう。
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