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3テスラMRIでの全身撮像にも対応した心臓植え込み型デバイス日本メドトロニック

日本メドトロニックは、植え込み型心臓ペースメーカー「メドトロニック Advisa MRI」(Advisa MRI)と、植え込み型除細動器(ICD)「Evera MRI ICD」シリーズ、両室ペーシング機能付き植え込み型除細動器(CRT-D)の「Amplia MRI CRT-D」シリーズについて、従来の1.5テスラに加え3テスラMRIでの全身撮像対応が可能になったと発表した。

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 日本メドトロニックは2016年7月、植え込み型心臓ペースメーカー「メドトロニック Advisa MRI」(Advisa MRI)と、植え込み型除細動器(ICD)「Evera MRI ICD」シリーズ、両室ペーシング機能付き植え込み型除細動器(CRT-D)の「Amplia MRI CRT-D」シリーズについて、従来の1.5テスラに加え3テスラMRIでの全身撮像対応が可能になったと発表した。

 これまで、ペースメーカーやICD、CRT-Dを使用している患者は、MRI装置によって発生する強力な磁場により、動作への干渉や部品の損傷といった影響が懸念されるため、MRI検査が受けられないことがあった。

 同社は、限定された種類のMRI装置を使用する、限られた設定下で撮像する、などの一定の条件を満たした上で、MRI装置での撮像が可能になるSureScanテクノロジーを開発し、2008年に世界で初めて製品化に成功した。上記3機種は、どれもSureScanテクノロジーが採用されている。

 MRI検査を受けるためには、「条件付きMRI対応カード」と、「ペースメーカー手帳」「ICD手帳」または「CRT-D手帳」の提示が必須となる。また、対象となるMRI装置は1.5および3テスラだけで、認定病院のみで検査を受けられる。検査前と検査後にペースメーカー、ICD、CRT-Dの設定を変える必要もある。

 さらに、ペースメーカー、ICD、CRT-D本体だけでなく、接続されるリードもMRI検査に対応している必要がある。同社は、主要なリードについてこれまでに一部変更承認を受け、SureScan対応の本体とリード、そしてそれらの全ての組み合わせにおいて、ほぼ同じ条件で1.5および3テスラMRIへの対応を可能にした。

 これは、新たに心臓植え込み型デバイスを使用する患者だけでなく、従来のMRI対応デバイスを既に使用している患者も対象になる。また、現在SureScan対応のリードを使用している場合は、一定の条件の下で本体交換の際に1.5および3テスラMRI対応の製品を利用できる可能性がある。

 これらにより、心臓植え込み型デバイス使用の患者の診断機会損失を改善し、また、より多くの患者にMRI検査の診断機会を提供できることが期待されるとしている。

植え込み型心臓ペースメーカー メドトロニック Advisa MRI
植え込み型心臓ペースメーカー メドトロニック Advisa MRI
植え込み型除細動器 Evera MRI ICD
植え込み型除細動器 Evera MRI ICD

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