1型9Mピクセル対応の画像処理用手動絞りレンズに焦点距離16mm製品を追加:リコーインダストリアルソリューションズ FL-BC1618-9M
リコーインダストリアルソリューションズは、画面サイズ1型9Mピクセルまで対応の画像処理用手動絞りレンズ「RICOH FL」シリーズに、焦点距離16mmのレンズ「FL-BC1618-9M」を追加した。
リコーインダストリアルソリューションズは2016年6月、画面サイズ1型9Mピクセルまで対応の画像処理用手動絞りレンズ「RICOH FL」シリーズに、焦点距離16mmのレンズ「FL-BC1618-9M」を追加したと発表した。同シリーズは、これまで焦点距離25/35/50/75mmを販売しており、新製品の追加で全5種となる。
◎編集部イチ押し関連記事:
» IIoTが実現する製造業の未来とそのメリット
» ガラパゴス化しつつある日本の製造業、つながらない設備機器
» ガラパゴス化しつつある日本の製造業、取り残されるプログラミング言語
» パラダイムシフトの時が来た! IIoT時代の生産設備の保守・管理は劇的に変化する
» トヨタが全面採用を決めた「EtherCAT」とは何か
FL-BC1618-9Mは、画素ピッチ3.69μmの1型9MピクセルまでのFAカメラに対応し、中心から周辺部まで135(lp/mm)の分解能を可能にしている。周辺部まで解像力が低下せず、コントラストの高い鮮明な画像が得られるため、周辺部の画像も計測や検査に活用できる。
また、フォーカス方式にフローティング機構を採用し、全域で高解像度を取得できる。加えて、レンズから80mmの至近距離を可能にしたことで、接写リングを使う場合に比べて近接撮影の画質が向上した。レンズには、焦点距離16mmの広角レンズ設計を採用。これにより、センサーサイズ1型(12.8×9.6mm)で、対象物から80mmの距離で75.4×56.5mmの範囲を撮影できる。
外径はφ42mmで、9Mピクセルカメラで一般的に採用されている44mm角の筐体に合わせることができる。画素数は400万/600万/900万画素に対応し、絞り範囲は1.8
〜16、最大口径比は1:1.8となっている。
主に、プリント基板やシート材の外観検査、印刷物の印字チェック、食品や薬品の形状/色/表面の異物検査など、一度に多くの対象物を検査する場合や、広範囲の対象物を詳細に検査する用途に適しているという。
◎併せて読みたいお薦めホワイトペーパー:
» 5分で分かるEtherCAT
» 産業用IoT向け“次世代イーサネット規格”とは?
» 基礎から始める FL-net 入門編
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 産業用高性能カメラのラインアップを拡充し、IoT関連ソリューションを強化
伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、Teledyne DALSAの産業用高性能カメラの取り扱いを開始。データの取り込みから解析までを含めたシステム連携によるIoTソリューションの提供を行うと発表した。 - InGaAsセンサーを用いた近赤外線カメラ
アバールデータは、検出波長帯950〜1700nmのInGaAs(インジウムガリウムヒ素)センサーを使用した近赤外線カメラ「ABA−001IR」を発売した。 - 独自センシング技術とアルゴリズムを搭載し、カラーマークを確実に検出
オムロンは、包装材に印刷されたカラーマークを検出するためのカラーマーク光電センサー「E3S-DC」シリーズと、カラーファイバーアンプ「E3NX-CA」シリーズを発売した。 - マウス操作で産業用検査装置向け画像処理アプリを構築できる統合型開発環境
キヤノンITソリューションズは、統合型の画像処理アプリケーション開発環境「RobustFinder Suite」の販売を2016年6月24日から開始する。