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京都マイクロコンピュータ、100%出資子会社を設立:企業動向
京都マイクロコンピュータ(KMC)は100%出資子会社として、株式会社KMGを2016年4月1日に設立したことを発表した。
JTAGデバッガなど組み込み機器向け開発ツールの製造・販売を手掛ける京都マイクロコンピュータ(KMC)は2016年5月18日、同社100%出資子会社として、株式会社KMGを同年4月1日に設立したことを発表した。
近年、組み込みシステム開発は、ネットワーク接続機能を有するIoT機器の登場など、ソフトウェア/ハードウェア構成が大規模・複雑化しており、専用ツールの提供やデバッグ支援、機器開発プラットフォームの開発支援といった顧客依頼のカスタマイズ業務が増えてきているという。
KMGは、カスタマイズ業務(ユーザー支援)をより素早く円滑に進めると同時に、京都マイクロコンピュータとともに取り組む新規の開発環境の提供を事業の柱とする新会社として設立。新会社は、京都マイクロコンピュータの東京オフィス内に拠点を置き、京都マイクロコンピュータの既存顧客向けの個別支援活動なども継続して行っていく。
新会社のKMGでは“enjoy development”というメッセージを掲げ、新たな提案・製品を組み込み業界に向けて送り出していきたいとしている。
商号 | 株式会社KMG(KMG Inc.) |
---|---|
設立年月日 | 2016年4月1日 |
所在地 | 東京都港区新橋2-14-4 Rビル |
代表取締役社長 | 辻邦彦 |
事業内容 | 組み込み機器開発向け開発プラットフォーム製品・ツール類の提供、支援サービス、マーケティング活動 |
表1 新会社の概要 |
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