製造業のIoTスペシャリストを目指そうSeason2(7)
スマートバルブの機能とHART通信の原理(2/2 ページ)
解答と解説
解答
正解は、
3.HART通信方式では、フィールド機器の情報をデジタル信号で制御室に送信している。
です。
解説
この問題は、スマートバルブが持つ機能およびHART通信の原理を正しく理解しているかどうかを確認するものでした。
選択肢1.は“正しい内容”です。バルブ駆動部での摩擦大小を、歪センサーで検知することによって、不具合の有無を監視できます。
選択肢2.は“正しい内容”です。接続した各フィールド機器の設定情報を遠隔で把握できるため、ループテスト時間を大幅に短縮できます。
選択肢3.の説明は“誤り”です。フィールド機器のデジタル信号は、周波数信号に変換したアナログ波形で送信し、受信側のHARTモデムで再びデジタル信号に戻します。
選択肢4.の説明は“正しい内容”です。駆動用高圧空気圧を圧力センサーで検知することによって、高圧空気供給配管の詰まりなどの有無も監視できます。
さて、今回の内容はいかがでしたでしょうか? また次回、IoT関連の知識およびスキルアップに役立つ問題をお届けしたいと思います。お楽しみに! (次回に続く)
著者紹介:
大橋幸夫(おおはしゆきお)
大橋コンサルティング事務所代表
中小企業診断士、サートプロ IoT技術講師
熱流体工学、化学工学、電気・電子工学をバックグラウンドとして、大手電機メーカーで38年以上にわたって、火力発電から太陽光、地熱、燃料電池、水素エネルギー発電まで、さまざまな新/省エネルギー機器およびシステムの開発と、宇宙用機器冷却システム、GPS利用・車両位置監視システム、燃焼排ガスからのCO2分離回収システムなどの開発に従事し、関連する新規事業の立上げも推進した。2017年10月に独立、2018年4月大橋コンサルティング事務所を設立し、代表に就任。中小企業の限られた経営資源の中から優れた技術やノウハウを発掘、活用し、元気にする技術・経営コンサルタントとして活動中。2018年末に経営革新等支援機関(通称:認定支援機関)を取得し、事業再生/承継、経営革新などに関わる経営改善計画の策定によって、中小企業のサポートを行っている。一方、経済産業省が推進する「プラント運転・保安IoT/AI人財育成講座の開発」において、コンソーシアムの委員として教材開発や実証講座講師を担当し、プラント系IoT/AI化や、サートプロIoT技術講師としても活動している。
- 中小企業診断士:神奈川県中小企業診断協会所属、ミラサポ、神奈川産業振興センター、埼玉県産業振興公社、あいち産業振興機構などに経営・技術の専門家として登録
- 経営革新等支援機関(関東財務局長 および 関東経済産業局長 認定)
- 技術士(機械部門)、エネルギー管理士、監理技術者(機械装置設置工事業)、2級知的財産管理技能士
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