インターシル ISL71xxxM
超小型衛星向け、コストにも考慮した耐放射線IC
インターシルが低価格な耐放射線ICを発表した。AEC-Q100と同等の信頼性を確保しながら低コストを意図し、小型/超小型衛星や高高度アビオニクス、一部医療機器での利用にも適する。
インターシルは2017年9月20日、小型衛星での利用に適した耐放射線プラスチックICシリーズ「ISL71xxxM」を発表した。宇宙レベルのQML Class V製品に比べ、低コストで耐放射線性能を提供することから、コストに制約のある小型/超小型衛星や高高度アビオニクス、一部医療機器での利用にも適する。
シリーズはCANトランシーバー「ISL71026M」、オペアンプ「ISL71444M」、降圧レギュレーター「ISL71001M」の3製品。いずれも、放射線によって引き起こされるシングルイベント効果に対する最大30krad(Si)の特性化試験(43MeV・cm2/mg時)をクリアしている。
同社は75krad超の耐放射線性能を持つ宇宙向け製品を長らく手掛けた実績を持ち、耐放射線プラスチックIC製品は最新の放射線効果特性やAEC-Q100と同等の信頼性を持つという。ISL71xxxMにおいては比較的利用期間が短く(最大5年)、コストに限りある衛星コンステレーション(群運用衛星)向け超小型衛星に適するとしている。
「インターシルの耐放射線プラスチックICは信頼性の問題やCOTS(commercial off-the-shelf:低コスト民生品)の隠れたコストを解消し、衛星メーカーに対しメガコンステレーションの打ち上げと運用の際に、高い信頼性とミッション成功率を約束します」(同社)
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