メルマガバックナンバー
モノづくり総合版 メールマガジン 2016/06/09
「EE Times Japan」「EDN Japan」「MONOist」編集部が毎週木曜日にお届けしている『モノづくり総合版 メールマガジン』の内容をご紹介!(メルマガ配信日:2016年6月9日)
目次
- 週間ランキング Top3 …………微細化、「3nmまでいくのでは」
- EDN Japan 注目記事……………マージンのない電源の危険性
- MONOistキャリア 注目記事……転職経験者の4人に1人が入社後にギャップを感じている
- TechFactory注目記事 …………業務用ウェアラブルデバイス最前線! これでまる分かり、主要6製品スペック一覧
- 今週のキーワード………………WSTS
- 注目電子ブックレット…………デジタル化の中で浮沈を決めた“半導体設計の本質”
- 編集後記…………………………したたかな欧州への対抗
週間ランキング Top3
EE Times Japan/電子機器設計
第1位 >>>微細化、「3nmまでいくのでは」
http://eetimes.jp/ee/articles/1606/06/news025.html
第2位 >>>「シリコンは水晶に必ず勝てる」――SiTime
http://eetimes.jp/ee/articles/1606/02/news100.html
第3位 >>>もはや我慢の限界だ! 追い詰められる開発部門
http://eetimes.jp/ee/articles/1605/26/news019.html
MONOist/メカ設計
第1位 >>>スパコンとOpenFOAMによるインクジェットヘッド解析の成果――CAEの有効性、認められる
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1606/06/news021.html
第2位 >>>クラウドCAEで静解析してみよう
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1606/03/news025.html
第3位 >>>幾何公差の基準「データム」を理解しよう
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/0905/14/news089.html
MONOist/ロボット
第1位 >>>ロボット接客「使いたくない」が多数、しかし体験後には「楽しい」
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1606/01/news150.html
第2位 >>>ispaceの目指す、群ロボットが月面探査に向かう未来
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1606/06/news006.html
第3位 >>>総合電機メーカーの面目躍如、既存技術の活用で水中点検ロボットを実用化
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1605/25/news149.html
MONOist/組み込み開発
第1位 >>>いまさら聞けない FPGA入門
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/0609/20/news118.html
第2位 >>>CAN通信におけるデータ送信の仕組みとは?
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/0807/09/news140.html
第3位 >>>CANプロトコルを理解するための基礎知識
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/0806/16/news124.html
MONOist/オートモーティブ
第1位 >>>「これ謝罪会見ですよね? 何を謝りに来たんですか?」
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1605/24/news069.html
第2位 >>>スズキの不正燃費測定14車種、正しく測定すれば燃費はもっと良かった
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1606/01/news079.html
第3位 >>>日立オートモティブの研究開発費が1000億円突破、自動運転システムの開発を強化へ
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1606/06/news037.html
MONOist/製造マネジメント
第1位 >>>マスコミが言う「トヨタ生産方式は重大災害に弱い」は本当なのか
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1605/31/news008.html
第2位 >>>年商300億円の事業をたたむSUBARUの本気
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1605/24/news070.html
第3位 >>>生産現場の改善にIoTをどのように活用すべきか
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1606/07/news010.html
MONOist/FA
第1位 >>>いまさら聞けない EtherCAT入門
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1309/17/news001.html
第2位 >>>製造現場のIoT活用は実は簡単? 1週間で生産設備見える化を実現した日本電産
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1606/03/news118.html
第3位 >>>ソニーが「工場見える化」に液晶テレビ「ブラビア」を提案へ
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1606/03/news031.html
MONOist/医療機器
第1位 >>>貼るだけで皮膚がディスプレーになる極薄の超柔軟有機LEDを開発
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1606/01/news086.html
第2位 >>>超高齢化社会の日本を襲う「ロコモ」
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1606/06/news076.html
第3位 >>>高温超電導コイル搭載のMRIミニモデルで、磁界強度3テスラでの撮像に成功
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1606/07/news059.html
MONOist/中小製造業
第1位 >>>中小企業が気を付けるべき「秘密情報の目的外使用禁止義務」とは?
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1605/31/news009.html
第2位 >>>ゴム業界の常識への挑戦が生んだ、水素ステーション普及の“立役者”
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1604/05/news047.html
第3位 >>>素人ベンチャーが1年半で電気自動車を作るには?
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1603/22/news021.html
EDN Japan 注目記事
EDN Japanに掲載されている注目の解説記事と新製品ニュースを紹介します。
マージンのない電源の危険性
http://ednjapan.com/edn/articles/1606/06/news032.html
積層セラミックチップコンデンサはこうして作られる
http://ednjapan.com/edn/articles/1205/24/news099.html
超入門」いまさら聞けない半導体技術:パワー半導体の基礎知識
http://ednjapan.com/edn/articles/1307/16/news020.html
USB3.1 Type-Cの送信試験に対応したソフトウェア
http://ednjapan.com/edn/articles/1606/07/news038.html
最大95%の効率実現したDC-DC降圧電源モジュール
http://ednjapan.com/edn/articles/1606/03/news029.html
デジタルオーディオ向け「世界最小水晶発振器」
http://ednjapan.com/edn/articles/1606/01/news121.html
MONOist/キャリア 注目記事
MONOistキャリアフォーラムに掲載されている注目記事を紹介します。
転職経験者の4人に1人が入社後にギャップを感じている
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1606/08/news048.html
入社意欲をなくす「ブラック面接」を転職希望者の84%が経験
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1606/03/news016.html
TechFactory注目記事
TechFactoryに掲載されている注目記事を紹介します。
業務用ウェアラブルデバイス最前線! これでまる分かり、主要6製品スペック一覧
http://techfactory.itmedia.co.jp/tf/articles/1606/03/news017.html
ロボットによる接客体験者は少数、技術革新で違和感を解消できるかが普及のカギ?
http://techfactory.itmedia.co.jp/tf/articles/1606/07/news014.html
ボトムアップ設計からトップダウン設計へ、EIZOが新開発プロセスの採用で革新
http://techfactory.itmedia.co.jp/tf/articles/1606/06/news022.html
実車とシミュレーターを用いた走行実験サービス、飲酒・居眠り運転のテストも
http://techfactory.itmedia.co.jp/tf/articles/1606/01/news024.html
今週のキーワード
WSTSは、World Semiconductor Trade Statisticsの略で、世界の主要半導体メーカー48社(2016年6月7日現在)が加盟する、半導体市場に関する世界的な統計機関のこと。日本語では「世界半導体市場統計」と訳される。
WSTSは、加盟会社の半導体販売額、販売数量の実績値を毎月集計し、統計を発行している。また、実績値だけでなく、将来の半導体市場規模による予測も作成、発表している。
半導体市場予測については毎年、5月と11月の年2回、予測会議を開催し、向こう2~3年間の世界半導体市場の規模の予測を行う。予測は、加盟各社が持ち寄った予測を基に加盟各社が参加する会議で検討を加えて作成され、WSTSの予測として公表される。
2016年5月の予測会議で作成した世界半導体市場予測は、2016年6月7日に公表した。2016年の半導体市場規模は若干、縮小するものの、2017年以降は再び成長を続け、2018年には過去最大の市場規模に達するとの内容の予測をまとめている。
注目電子ブックレット
- デジタル化の中で浮沈を決めた“半導体設計の本質”
http://eetimes.jp/ee/articles/1605/29/news009.html
編集後記(EDN Japan/EE Times Japan 竹本達哉)
したたかな欧州への対抗
今週、EDN JapanでPFC(力率改善)回路を搭載した電源の修理に関する記事を公開しました。
- Wired, Weird:マージンのない電源の危険性
http://ednjapan.com/edn/articles/1606/06/news032.html
PFC回路は、火災などを招く可能性のある高調波電流を抑制し安全性を高めるとともに、エネルギー効率を高める回路として、一定の出力を持つ電源には、当たり前のように搭載されています。
このPFC回路の搭載が普及した1つのきっかけが、EUの機械/低電圧指令です。この指令により、AC50V~1000V、DC75~1500Vで動作する機器(ほとんどの電子機器が該当します)は1995年1月1日から「CEマーキング」がない機器を欧州に輸出することが禁止されました。そして、このCEマーキングを取得するには、“PFC回路の搭載が不可欠”だったのです。
今回、EDN Japanで紹介した記事は、その1995年前後に設計されたと思われる電源で、PFC回路搭載を優先するばかりに、十分な安全性が担保されていない設計になりそれが原因で故障が生じたという内容です。
20年前、機器設計に携わっていた筆者に話を聞いたところ、当時、PFC回路を実現するには、いろいろな制約があり、設計で無理を強いられかねない状況にあったといいます。
PFC回路搭載電源を作るには、高耐圧トランジスタ、高耐圧ファストリカバリーダイオード、高耐圧の電解コンデンサーが不可欠です。ですが、当時、高耐圧トランジスタ、高耐圧ファストリカバリーダイオードの2つに関しては、ドイツの半導体メーカー1社しか製品化できておらず、その1社から購入するしか、すべがなかったといいます。
高耐圧の電解コンデンサーに関しては、実質、日本メーカーしか作れなかったものの、記事タイトルにもあるような「十分なマージンを持つ高耐圧コンデンサー」は手に入れにくかったようです。
PFC回路を搭載することによる安全面でのメリットもあるので、当時に規制したことが正しかったのか、間違っていたのかは分かりません。ですが、そうした技術的な制約が多くある状況でも規制を実施してしまう“EUのしたたかさ”には、感心します。
RoHSやREACHといった化学物質規制などもそうです。欧州は、安全や環境保護を表向きの理由として、うまく域内の産業保護を行っていると思います。
「日本もうまく規制で、産業保護ができれば……」とも思いますが、市場規模(外資メーカーからの購入量が大きくない)などの観点からも、欧州ほどの影響力を持つことは難しく、現実的ではないでしょう。
したたかな欧州に対抗するならば、常に規制を上回ることのできる技術力を身につけておくことに尽きるようです。
最近では、ドイツが「インダストリー4.0」を提唱し、スマート工場を実現するさまざまな技術構築を進め、標準化をリードしています。
ここからは完全な個人的妄想ですが、今に、したたかな欧州は、このインダストリー4.0を実現するシステム/機器の販売促進が見込める“規制”を作るのではないかと思っています。安全や環境保護を表向きの理由として、インダストリー4.0の仕組みを使わざるを得ない状況を作る規制(例えば、安全を担保するため製造工程における超厳格なトレーサビリティ確保を義務化する規制)を作るかもしれません。
幸いインダストリー4.0などの仕組み自体はオープンであり、誰でもアクセスできる技術です。ぜひ、日本企業は「欧州発の標準」などと毛嫌いせず、逆に、その標準をうまく利用して、ドイツ/欧州の先を歩んでもらいたいと思っています。
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