メルマガバックナンバー
モノづくり総合版 メールマガジン 2016/05/19
「EE Times Japan」「EDN Japan」「MONOist」編集部が毎週木曜日にお届けしている『モノづくり総合版 メールマガジン』の内容をご紹介!(メルマガ配信日:2016年5月19日)
目次
- 週間ランキング Top3 …………豊田章男社長が謎かけ「十角形の角から引ける対角線の本数は」
- EDN Japan 注目記事……………Google傘下が主導した無線規格「Thread」とは
- MONOistキャリア 注目記事……「嫁ブロック」を理由に、約4割が転職先の内定を辞退
- TechFactory注目記事 …………「インダストリー4.0」への投資額はいくら? 世界26カ国の製造業に聞いた
- 今週のキーワード………………先進運転支援システム(ADAS)
- 注目電子ブックレット…………サムスンになれなかった日本の製造業
- 編集後記…………………………三菱自動車が1カ月だけの“クラストップ燃費”に支払った代償の大きさ
週間ランキング Top3
MONOist/製造マネジメント
第1位 >>>豊田章男社長が謎かけ「十角形の角から引ける対角線の本数は」
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1605/13/news052.html
第2位 >>>汎用エンジンから撤退する富士重工業、社名を「株式会社SUBARU」に変更
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1605/13/news033.html
第3位 >>>シャープの“膿”は出し切れたか、鴻海傘下でもエネルギーとディスプレイに不安
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1605/13/news066.html
MONOist/FA
第1位 >>>いまさら聞けない EtherCAT入門
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1309/17/news001.html
第2位 >>>トヨタが工場内ネットワークでEtherCATを全面採用、サプライヤーにも対応要請
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1604/27/news071.html
第3位 >>>インダストリー4.0で具体化した日独連携、競合を越えた「つながる」の価値(前編)
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1605/13/news091.html
MONOist/医療機器
第1位 >>>国際医用画像総合展に見る、東芝メディカルとキヤノンと富士フイルムの距離感
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1604/18/news071.html
第2位 >>>TDKが電磁誘導式ワイヤレス給電に新手法、コイルの位置合わせ不要で複数対応可
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1604/21/news054.html
第3位 >>>手首に機器を付けるだけで1拍ごとの血圧値を連続測定する技術を開発
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1605/10/news039.html
EE Times Japan/電子機器設計
第1位 >>>ルネサス、構造改革局面を脱せず――遠のく成長
http://eetimes.jp/ee/articles/1605/11/news169.html
第2位 >>>防虫剤の「ナフタレン」から大容量負電極が誕生
http://eetimes.jp/ee/articles/1605/16/news071.html
第3位 >>>作業者の腕をキーボード化するUI、実際に見てきた
http://eetimes.jp/ee/articles/1605/16/news026.html
MONOist/メカ設計
第1位 >>>チタンの3Dプリントも! DMM.makeで「ミニ四駆ボディー」をとことん仕上げてみた
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1605/10/news011.html
第2位 >>>手ごろで小さな“3Dプリンタ複合機”、10万円を切って登場
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1605/17/news073.html
第3位 >>>幾何公差の基準「データム」を理解しよう
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/0905/14/news089.html
MONOist/ロボット
第1位 >>>「ロボットで物流支援」のGROUND、岡村製作所と業務提携
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1605/16/news095.html
第2位 >>>ロボット開発で注目される「ROS」(Robot Operating System)とは何か
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1504/14/news006.html
第3位 >>>ドローンを用いたレーザー測量、テラドローンが提供開始
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1604/28/news077.html
MONOist/組み込み開発
第1位 >>>PWMを使ったサーボモーターの制御
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1605/12/news007.html
第2位 >>>ゲートウェイからドローンまでもがIoTデバイス、マイクロソフトが紹介するIoTの「幅広さ」と「接続性」
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1605/11/news149.html
第3位 >>>人工衛星の製造アルバイト募集、日給3万円で知識資格不問
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1605/09/news091.html
MONOist/オートモーティブ
第1位 >>>「ぶつからない」と言い切ったアイサイトが日本の運転支援システムを変えた
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1604/18/news010.html
第2位 >>>スバルの新プラットフォームは日本車価格で欧州車の走りを超える
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1603/08/news044.html
第3位 >>>トヨタが新型「パッソ」に自動ブレーキを搭載しない理由
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1404/15/news030.html
MONOist/中小製造業
第1位 >>>ゴム業界の常識への挑戦が生んだ、水素ステーション普及の“立役者”
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1604/05/news047.html
第2位 >>>アイデアレベルのIoTを製品化、ソフトバンクが徹底支援
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1603/31/news099.html
第3位 >>>TechShopがついに日本上陸!富士通が全面支援する第1号店は東京に
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1510/01/news115.html
EDN Japan 注目記事
EDN Japanに掲載されている注目の解説記事と新製品ニュースを紹介します。
Google傘下が主導した無線規格「Thread」とは
http://ednjapan.com/edn/articles/1605/16/news016.html
メッシュネットワーク技術「TSCH」とは
http://ednjapan.com/edn/articles/1603/28/news003.html
“アナログ・プレゼンタイマー”の製作
http://ednjapan.com/edn/articles/1604/08/news020.html
「光ID」送信機能を内蔵した業務用ディスプレイ
http://ednjapan.com/edn/articles/1605/17/news032.html
音質劣化ゼロのオーディオ線用ノイズフィルター
http://ednjapan.com/edn/articles/1605/12/news083.html
ニューラルネットワーク向けビジョンプロセッサ
http://ednjapan.com/edn/articles/1605/12/news038.html
MONOist/キャリア 注目記事
MONOistキャリアフォーラムに掲載されている注目記事を紹介します。
あなたの“意志”がイノベーションへのトビラをたたく
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1605/13/news050.html
「嫁ブロック」を理由に、約4割が転職先の内定を辞退
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1605/12/news063.html
TechFactory注目記事
TechFactoryに掲載されている注目記事を紹介します。
「インダストリー4.0」への投資額はいくら? 世界26カ国の製造業に聞いた
http://techfactory.itmedia.co.jp/tf/articles/1605/11/news003.html
2024年、産業用ドローン市場は2270億円規模に
http://techfactory.itmedia.co.jp/tf/articles/1605/17/news008.html
沖縄漁師の経験と勘を未来へつなぐ、IoTによる環境モニタリングが秘めた可能性
http://techfactory.itmedia.co.jp/tf/articles/1605/13/news001.html
あなたの何気ない行動から機密情報が漏れていく!?
http://techfactory.itmedia.co.jp/tf/articles/1605/16/news001.html
今週のキーワード
- 先進運転支援システム(ADAS)
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/kw/adas.html
自動ブレーキやクルーズコントロールといった運転支援システムについて、さらに先進的な機能を搭載したもののこと。英語のAdvanced Driving Assist Systemを略してADASと呼ぶことも多い。
これまで導入が広がってきた運転支援システムでは、前方車両との衝突が避けられない状況で強制的にブレーキをかける自動ブレーキのように、運転操作のうちごく狭い部分を車両側が行っている。運転支援システムの“支援”は、あくまで運転操作の主体はドライバーにあり、車両はそれを支援する立場だ。
先進運転支援システムでは、従来の運転支援システムよりも先進的な機能を搭載しているので、車両による支援の範囲が拡大する。ただし、運転操作の主体がドライバーにあることは変わらない。
米国運輸省の国家道路交通安全局(NHTSA)が定義する自動運転システムの自動化レベル分類で言えば、レベル1が運転支援システムで、レベル2が先進運転支援システムになる。レベル3では、駐車場内や高速道路内など限定された交通条件で車両が運転操作の主体を担う自動運転が可能だが、一般道などではレベル2と同じく先進運転支援システムを用いつつ運転操作の主体はドライバーになる。
レベル4の完全自動運転を実現する進化の道筋においても、先進運転支援システムの果たすべき役割は大きい。そのため、自動車メーカー、ティア1サプライヤ、デバイスメーカー、ソフトウェアベンダーの間で激しい開発競争が繰り広げられている。
注目電子ブックレット
- サムスンになれなかった日本の製造業
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1409/08/news038.html
編集後記(MONOist 朴 尚洙)
三菱自動車が1カ月だけの“クラストップ燃費”に支払った代償の大きさ
現在、自動車業界で最もホットなキーワードは、電気自動車や自動運転ではなく、燃費不正になるでしょう。
Volkswagen(フォルクスワーゲン)グループの排気ガス不正は、日本の自動車業界にとって他山の石として身を正すものでしかないと思っていました。日本でそんなことは起こるはずはないと。しかし、2016年4月20日に三菱自動車が軽自動車の燃費計測の不正について発表したとき、それは単なる幻想にすぎないと気付かされました。
三菱自動車の件を受けて他の自動車メーカーも燃費計測について調査を行った結果、スズキも燃費計測の基となる走行抵抗の計測を国内法規通りに行っていなかったことを発表しています。
- スズキのプレスリリース
http://www.suzuki.co.jp/release/d/2016/0518/
まだまだ終息しそうにない燃費不正問題ですが、その原因となったのは、ダイハツ工業が2011年9月に発売した「ミラ イース」から始まる軽自動車の激しい燃費競争でしょう。
ミラ イースは、JC08モード燃費で30.0km/l(リットル)という、当時としては極めて良好な燃費を実現しました。これに対して、ダイハツ工業のライバルであるスズキは、2カ月後の2011年11月に「アルト エコ」を投入。JC08モード燃費は30.2km/lと、0.2km/l上回ることに成功しました。
ダイハツ工業とスズキによる軽自動車の燃費競争は、ボリュームゾーンであるハイトワゴンタイプ(全高1600mm程度)にも拡大します。スズキが2012年9月に発売した「ワゴンR」はブレーキ回生システム「エネチャージ」の採用などによりJC08モード燃費で28.8km/lを達成。返す刀でダイハツ工業は、2012年12月に「ムーヴ」を改良しJC08モード燃費を29.0km/lに向上します。これまた0.2km/l刻みで上回ります。
- 「ワゴンR」の燃費が新技術で28.8km/lに、時速13km以下でアイドルストップ
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1208/09/news075.html - 新型「ムーヴ」の燃費は「ワゴンR」以上、走行性能でも「N-ONE」に対抗
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1212/21/news018.html
ここでスズキは2013年7月にワゴンRを改良してJC08モード燃費を30.0km/lまで高めます。さらに続けてスズキは2014年8月、マイクロハイブリッドシステム「S-エネチャージ」の搭載によりワゴンRのJC08モード燃費を32.4km/lとします。ダイハツ工業が2014年12月に全面改良したムーヴのJC08モード燃費は31.0km/lにとどまりました。
- 「ワゴンR」のJC08モード燃費が30.0km/lに、プリクラッシュも4~5万円で搭載可
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1307/16/news114.html - スズキの「ワゴンR」がマイクロハイブリッド化、燃費向上も価格差は約23万円
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1408/25/news118.html - 新型「ムーヴ」の燃費は31.0km/l、スズキ「S-エネチャージ」越えはならず
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1412/12/news101.html
実のところ、2013年秋ごろの時点で両社の燃費競争はほぼ終息していました。ダイハツ工業がスーパーハイトワゴンタイプ(全高1700mm以上)の軽自動車「タント」を2013年10月に全面改良しましたが、そのJC08モード燃費は28.0km/lで、スズキの競合車「スペーシア」の29.0km/lを下回っていたのです。この時点でダイハツ工業は、燃費性能ではない領域で差異化を図る方向に戦略を変えたと言っていいでしょう。
- 新型「タント」の燃費が「スペーシア」を超えなかった理由
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1310/04/news133.html
既にダイハツ工業とスズキの燃費競争が終息を迎えつつあった2013年6月、そこに無謀にも割って入ってしまったのが、三菱自動車と日産自動車です。両社が共同開発した軽自動車の第1弾車両となる「デイズ」と「eKワゴン」は、当時のハイトワゴンタイプ軽自動車で燃費トップだったムーヴの29.0km/lを上回る29.2km/lを達成しました。そう、またもや0.2km/l刻みです。
- 「DAYZ」と「eKワゴン」を競合3車種と比較、装備充実の上位グレードがお買い得
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1306/07/news018.html
この記録は1カ月後の2013年7月に改良版ワゴンRの30.0km/lに破られます。結果的ではありますが、1カ月だけの“クラストップ燃費”でしかなかった29.2km/lという数字のために、現在大きな問題になっている燃費不正が行われたのです。
なお、ダイハツ工業とスズキ、そして三菱自動車と日産自動車の連合が繰り広げる燃費競争にホンダは全く参加する様子はありませんでした。その背景には、タントやスペーシアを大きく下回るJC08モード燃費25.2km/lの「N BOX」の販売好調だったことがあります。ムーヴ、ワゴンR、デイズ/eKワゴンの競合車となる「N-WGN」を2013年11月に発売した際にも、JC08モード燃費は29.2km/lで“クラストップ燃費”にはこだわっていません。
- ホンダ「Nシリーズ」の新たな革新「N-WGN」、燃費性能で競合車種と肩を並べる
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1312/06/news147.html
三菱自動車が、ホンダのようなスタンスで軽自動車を開発することはできなかったのでしょうか。軽自動車の購入層が最も気にしているのは、クラストップ燃費”ではなく、エコカー免税であることです。エコカー免税になる燃費をクリアさえすれば、日産自動車の販売力で十分な台数を売ることができたと思います。
ブランドイメージの失墜に加えて、日産自動車の傘下となり、三菱自動車の未来を切り開いていくはずだった社長の相川哲郎氏の辞任。たかだか1カ月間だけのクラストップ燃費に支払った代償は計り知れないものがあります。
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