National Instruments CompactRIO
安全管理と省エネを実現するトンネル工事向けIoTシステムに採用
日本ナショナルインスツルメンツ(NI)は、錢高組がトンネル工事に試験導入した安全性・省エネ対策向けIoTシステムに、「CompactRIO」が採用されたと発表した。
日本ナショナルインスツルメンツは2016年5月12日、錢高組が高松自動車道 志度トンネルの工事現場で試験導入した安全性・省エネ対策向けIoTシステムに、同社の分散モニタリング/制御用プラットフォーム「CompactRIO」が採用されたと発表した。
山岳トンネル工事では、作業員の「安全確保」と「消費電力の削減」が重要な課題となるが、錢高組はIoT技術でこれらの課題を解決。坑内に誰がいるかを電子化すると同時に、どのような作業が行われているかを把握し、作業員の安全を維持したまま、電気設備を細かく制御して無駄な電力を削減するシステムを、イー・アイ・ソルとともに構築した。
工事現場で消費される電力が従来に比べて約20%削減
両社が構築したシステムでは、安全確保のため、作業員や車両の検知、粉じんや可燃性ガスなどの濃度測定、換気ファンなどの各種電気機器の監視/制御を行う。
錢高組は、作業員の位置を把握できるようになったことで、トンネル工事における安全管理の質が格段に向上。さらに、消費電力削減のために、収集した情報を基にして、照明や換気ファンの自動制御を行うことで、無駄な消費電力を削減することが可能となり、「工事現場で消費される電力が、従来に比べて約2割削減できる見込みだ」という。
今後、錢高組は今回の事例で得られた試験運用結果をベースに、山岳トンネルの工事にも本システムを適用していく計画。また同システムは、どのような現場でも対応できるよう、カスタマイズ可能なシステム仕様になっており、「TUNNEL EYE」という名称でトンネル工事現場での安全管理/エネルギーマネジメントシステムとして、イー・アイ・ソルが販売を行う予定だという。
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