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組み込みシステムにおける並列処理の実現手法:特選ブックレットガイド
限られたリソースしか持たない組み込みシステムにおいて、並列化は高い処理能力を得るために検討すべき手法の1つとなっています。OpenMPやOpenCLなどの手法はどのようにして選択すべきでしょうか。
組み込みシステムに対して高い処理能力を付与しなくてはならない場合、どのようなアプローチがあり得るでしょうか。完全に新たなデザインや新しいCPUの導入もその回答といえますが、新しいOSやハードウェアを導入することにもつながり、大きな影響を生むことになります。
そこで浮上するのが、コードやその新しいアルゴリズムの性能上ピークを特定し、並列実行可能な複数のスレッドに分解するというアプローチです。この手法ならば新しいコードをマルチコアCPUクラスタで実行できますし、現在使用しているCPUコアの複数インスタンスを持つ市販チップの入手も容易でしょう。
ただし、並列化するといっても問題はその手法です。その方法はコードに含まれる並列処理の性質と、選択するハードウェアによって決まり、また、全ての自動化は困難です。このブックレットでは、組み込みシステムの並列化について、その実現に際して検討の余地がある手法について取り上げ、検討します。
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本電子ブックレットは、MONOistに掲載した「SYSTEM DESIGN JOURNAL:限界に達したエンベデッド・プロセッサを並列処理で補完する」を基に制作しています。
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