ニュース
GPS機能搭載長距離送信ロケーション端末、人・モノ・車などの位置情報管理に:富士通コンポーネント FWM8SGZシリーズ
富士通コンポーネントは、920MHz帯特定小電力無線を利用してGPS位置情報を長距離送信するロケーション端末「FWM8SGZシリーズ」を開発した。
富士通コンポーネントは2016年9月6日、920MHz帯特定小電力無線を利用してGPS位置情報を長距離送信するロケーション端末、「FWM8SGZシリーズ」を開発し、同年9月からサンプル出荷を開始すると発表した。
同製品は、同社の920MHz帯特定小電力無線モジュール「MBH7SLZ01」を搭載し、GPSで取得した位置情報を長距離送信できるロケーション端末。GPS機能、加速度センサー、タイマーなどを内蔵しており、ユーザーの意図するタイミングで送信された位置情報を活用できるという。
なお、同製品から送信された位置情報を管理統括する親機は、ユーザー自身で用意する必要がある。親機は同製品との通信を確立するため、同社の特定小電力無線モジュールを搭載する必要がある。
同製品を用いたシステムを構築することにより、人やモノの位置確認、作業・配送車両の位置管理、牧場などでの家畜管理といった、広範囲で多くの対象を把握する必要がある業務に役立てることができるという。
データ送信タイミングは各モードを組み合わせて利用できる
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 3GPPのリリース13に準拠した狭帯域IoT用セルラー無線モジュール
ユーブロックスは、3GPPの「リリース13」に準拠するNB-IoT(狭帯域IoT)用のセルラー無線モジュール「SARA-N2」を発表した。 - Bluetooth 4.2対応無線モジュール――消費電力は従来品比で半分、通信距離は2倍
富士通コンポーネントは、Bluetooth 4.2に対応した無線モジュール「FWM7BLZ20」シリーズを発表した。2016年9月からサンプル品の提供を開始する。 - IoTデバイス開発に役立つ「世界最小クラス」の3G通信モジュール
タブレインは、Arduino互換機やRaspberry Pi、mbedなどで動作する3G通信モジュールを2016年2月中旬より販売開始する。 - 最大8つのセンサーを搭載できるArduino/mbed対応のセンサーシールド
ロームは、最大8種類の情報を測定できるセンサーシールド「SensorShield-EVK-001」を発表。ArduinoやLazurite、mbedなどに対応する。