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“旬”を取り入れた「強いパスワード」の作り方宮田健の「セキュリティの道も一歩から」(114)(1/3 ページ)

「モノづくりに携わる人」だからこそ、もう無関心ではいられない情報セキュリティ対策の話。今回は、“旬”を取り入れた強いパスワードの作り方を紹介します。

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 日本国内でも、毎日のようにサイバー攻撃に関する報道が続いています。最近ではシステムの脆弱(ぜいじゃく)性だけでなく、「従業員個人の認証情報」が狙われ、VPNなど正規の入り口から正規のID/パスワードを使って堂々と侵入し、不正行為を働くケースが増えています。

 私たち従業員個人ができることはそれほど多くありませんが、いくつか“最重要なこと”があります。その中でも数少ない手段の1つが、パスワードを強くすることです。とはいえ、パスワードについてじっくりと考えたことがある人は、どのくらいいるでしょうか。

 これだけサイバーセキュリティの重要性が叫ばれていても、会社で適切なパスワードの作り方を尋ねる人はほとんどいないでしょう。また、家庭でも子どもに正しいパスワードの設定方法を教えられる人も少ないと思います。しかも、パスワードの作り方にも“旬”があり、あなたが知っている方法は既に時代遅れになっているかもしれません。

 そこで今回は、2026年版の最新パスワードの作り方を紹介します。

教本は「NIST SP 800-63B」

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