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トレジャーデータ創業者が語る「データファースト時代の開発者像」とは?:Arm Mbed Connect 2018 Japan(2/2 ページ)
開発者イベント「Arm Mbed Connect 2018 Japan」において、2018年8月にArmに買収されたトレジャーデータの創業者兼CTOで、現Arm IoTサービスグループ テクノロジー担当バイスプレジデントを務める太田一樹氏が「データファースト時代の開発者像」をテーマに講演を行った。
IoT活用の代表的な6つのユースケースにおける可能性と事例
太田氏によると、Arm Pelion IoT Platformは現在約800社で採用されているそうだ。前述の通り、IoTのユースケースは1つとして同じものはないが、800社もの企業を見ていると、大まかな分類は可能だという。そうした経験を基に、講演では「小売」「物流」「電気/ガス/水道」「自動車」「製造業」「スマート空間」の6つの領域における可能性ついて次のように紹介した。
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