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場の雰囲気をデジタル化する仮想センサープラットフォーム:村田製作所 NAONA
村田製作所は、Phone Appliおよび親和保育園と共同で、村田製作所が提供する仮想センサープラットフォーム「NAONA」の実証実験を開始した。音声特徴量を用いて人同士の関係性情報をデータ化し、活用方法について検討する。
村田製作所は2018年2月23日、Phone Appliおよび親和保育園(兵庫県神戸市)と共同で、村田製作所が提供する仮想センサープラットフォーム「NAONA」の実証実験を開始したと発表した。
NAONAは、場の雰囲気や盛り上がり、人同士の親密度など、これまでデジタル化が難しかった情報を計測・判別し、可視化できる。ヒトやモノの関係性などを、センサーなどの機器を身に付けるのではなく、周辺に配置したセンサーによってセンシング可能になることを目指している。今回の実証実験では、音声データから抽出した会話の方向やボリューム、テンポ、トーンなどの音声特徴量を用いて人同士の関係性情報をデータ化し、その活用方法について検討する。
Phone Appliとは、同社が実施する上司と部下の定期的なミーティングの場を利用し、音声特徴量を基にした会話やコミュニケーションの質の分析を可視化する実証実験を同年2月19日から実施。会議の質の見える化に取り組む。
また、親和保育園とは、子どもたちを監視カメラやウェアラブルデバイスなどを用いず自然な形でセンシングして、子どもたちの雰囲気や感情の変化を遠隔から把握できるようになることを目指した実証実験を同年2月20〜21日にかけて実施した。保育園全体で子どもたちの成長を見守り、必要に応じて手を差し伸べられるようにする取り組みを連携して進めていく。
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