Type-Cの自動検証を可能にするテストコントローラー:キーサイト N7018A
キーサイト・テクノロジーは、USB Type-C搭載デバイスのステートや対応規格を自動制御する、Type-Cテストコントローラー「N7018A」を発表した。USB 3.1、Thunderbolt 3、DisplayPortのType-Cに対する自動検証を可能としている。
複数規格の自動切り替えに対応
キーサイト・テクノロジーは2017年10月、USB Type-C搭載デバイスのステートや対応規格を自動制御する、Type-Cテストコントローラー「N7018A」を発表した。USB 3.1、Thunderbolt 3、DisplayPortのType-Cに対する自動検証を可能としている。
N7018Aは、希望する電源ステート、フリップの向き、オルタネートモードにデバイスを設定できる。USB、DisplayPort、Thunderboltなど、複数規格の自動切り替えにも対応。シーケンシングソフトウェアにより、人による常時監視を必要としない自動試験を可能にした。
また、電力を最大100W、デバイスをDisplayPortとThunderboltのオルタネートモード(代替モード)に設定できる。Type-CインタフェースのCC、VBUS、SBUラインの制御とアクセスを可能にし、迅速な起動とデバッグを保証する。オルタネートモード時にはSBUラインにルーティングし、USB3.1デバイスの制御時は低周波周期信号を供給することでテストデバイスを完全制御する。
N7018Aを備えたコンプライアンス製品の最新バージョンは、USB 3.1トランスミッターコンプライアンスソフトウェア「U7243C」、DisplayPortトランスミッターコンプライアンスソフトウェア「U7232E」、Thunderbolt 3トランスミッターコンプライアンスソフトウェア「N6470B」、自動コンプライアンスデバイス特性テスト「N5990A」(オプション006、007、204)など。N7018Aを統合したことで、特性評価と検証テストを完全自動化できるという。
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