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小さく始める製造業IoTが増えていくTechFactory通信 編集後記

いきなり「スマートファクトリー」ではなく、できるところから導入できる製造業IoTの提案が増えています。

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 「国内IoT市場はまだ未成熟で、成長期は2017年度から」という調査報告書が2017年2月にある調査会社から発表されました。これはITソリューションベンダーやSIerなどを対象とした市場調査であり、製造業におけるIoT導入の動向と必ずしも一致しませんが、肌感覚としてはシックリくるものでした。

TechFactory通信 編集後記

この記事は、2017年3月13日発行の「モノづくり総合版 TechFactory通信」に掲載されたTechFactory担当者による編集後記の転載です。

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 「製造業とIoT」という話題を振り返ると、注目を集め出したのは2013〜14年かと思います。この頃は「インダストリー4.0」や「スマートファクトリー」といった言葉が注目を集め、続いて2015〜16年にはIoT推進コンソーシアムやIVIなどが旗を振り実導入に向けての検討が進められました。

 そして2017年、個々の企業からさまざまな取り組みが事業として発表されつつあります。規模はさまざまですが、個人的にはサイバーフィジカルシステム(CPS)の第1段階である情報の「見える化」(モニタリング)を低価格で提供する取り組みが増えているところに、製造業IoTの考えが広まりつつあることを感じています。

 製造業IoTの目的の1つとして挙げられるスマートファクトリーを「自律的に最適生産を行う工場」と定義した場合、その達成にはCPSの4ステップである「見える化」「制御」「最適化」「自律化」をスムーズに回すことが求められます。

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