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第6問 IoTシステムの外部委託:IoTスペシャリストを目指そう(6)(1/2 ページ)
IoTプロジェクトを計画・推進するには、産業システム、法律、デバイス開発、無線ネットワーク、データ分析、セキュリティなど幅広い知識が必要となります。本連載ではIoT検定制度委員会監修の下、IoT関連の知識・スキルアップに役立つ問題を出題し、その解答を詳しく解説していきます。
外部委託の契約形態
IoT(Internet of Things)システム(製品/サービス)の開発はその範囲が広く、自社のみではカバーできないことが一般的になります。その際は、外部に開発の一部を委託することになりますが、そこには注意しなければいけない契約形態が多数存在します。
外部委託を実施する際に考えられる契約形態には、次の3つがあります。
- 派遣契約
- 請負契約
- 準委任契約
IoTシステムにおける開発の外部委託では、上記契約形態のメリット/デメリットを正確に把握し、より効率が良い方法、及び、その組み合わせを選択する必要があります。
今回の問題
それでは、IoT関連の知識・スキルアップに役立つ問題を出題します! 今回は、上記の外部委託の契約形態に関連する問題となります(※)。
問題(6):
IoTシステムにおいては、その範囲が大きく、自社のみではカバーできないことが一般的になります。その際、外部に開発の一部を委託する際の契約形態の説明として、正しいものを1つ選びなさい。
- 請負契約においては、受注する側は、必ず進捗報告を実施しなくてはならない。
- 派遣契約においては、派遣先の責任者からの指揮命令に従う。
- 派遣契約において、派遣元へ瑕疵(かし)担保責任を負わせる契約をした。
- 準委任契約においては、成果物を納入しなければならない。
※本連載の設問が実際のIoT検定にそのまま出題されるわけではありません。
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