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屋根には太陽電池パネル、発電容量1.8MWを確保する環境配慮型倉庫:三菱電機
三菱電機は、和歌山県和歌山市にある冷熱システム製作所の外部倉庫を統合・集約し、新たに環境配慮型倉庫「岩出物流センター」を建設、稼働を開始した。
三菱電機の冷熱システム製作所は和歌山県和歌山市の紀ノ川近くに立地しており、小形冷凍機、冷凍・冷蔵クーリングユニット、ユニットクーラー、パッケージエアコンなどの開発や生産を行っている。
同製作所が扱うこれらの製品群は基本的に大型の機器が多いが、事業拡大に伴う生産スペース確保のために製品や資材の保管スペースとして近隣の外部倉庫を活用。10カ所の外部倉庫が分散している状況であった。これらの状況が事業効率上の無駄となっており、これを省くために新たな物流拠点の設置を決定。環境配慮型倉庫である「岩出物流センター」(和歌山県岩出市)の建設を決めた(図1)。近隣に分散した外部倉庫から物流拠点を「岩出物流センター」に統合・集約することで、倉庫間の輸送削減や、資材の集中保管と生産ラインへのジャストインタイム供給、完成品の出荷機能付与による輸送効率改善を実現。物流の合理化・効率化を図るとしている。
「岩出物流センター」は、延床面積が約3万平方メートルで、和歌山県内では最大規模の倉庫となる。建設は渡辺産業が行い、三菱電機が10年間約32億円で貸借する。建物面積は1万5775.24平方メートル
同倉庫の特徴が、環境対応である。屋根上には太陽電池パネルを並べ、発電容量は1.8メガワット(MW)を確保する。また、倉庫内には全棟でLED照明装置を採用する他、暑熱対策として屋根二重化などを行い、省エネ化を実現している。
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