スマートマニュファクチャリング市場向けIoTソリューション:日本IBM クラウド基盤
日本アイ・ビー・エムとアドバンテックは、IoT関連事業でのビジネス拡大を視野に、両社の製品サービスやノウハウを活用したIoTソリューションの提供に向けて協業を発表した。
日本アイ・ビー・エム(日本IBM)とアドバンテックは2016年2月2日、スマートマニュファクチャリングなどのIoT(モノのインターネット)ソリューションの提供に向けて協業することを発表した。アドバンテックが提供するPaaS(Platform as a Service)ソリューション「WISE-PaaS」と、IBMのクラウド基盤「SoftLayer」やPaaS「IBM Bluemix」との連携を進める。
アドバンテックのWISE-PaaSは、同社のIoT向けハードウェアソリューションによって収集されたデータを活用するためのデータマネジメント機能や、ハードウェアの状態を監視するデバイスマネジメント機能を、さまざまなクラウドサービスから利用できるようにするサービス。
同サービスとIBMのクラウドサービスを連携させることで、アドバンテックのセンサーゲートウェイなどから収集したデータをもとに、クラウド上で工場設備機器の稼働状況や環境を可視化し、保全を支援するスマートマニュファクチャリング市場向けのIoTソリューションとして提案を開始するという。
同ソリューションは、日本IBMの「IBM Client Experience Center」にある「IoT Experience Garage」で体験することができる。
今後は、アドバンテックの持つさまざまな市場/アプリケーション向けハードウェアプラットフォームと、日本IBMのITシステムの実績やノウハウを組み合わせ、スマートマニュファクチャリング市場にとどまらず、IoT関連事業でのビジネス拡大に向けて協力していくとしている。
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