製造業のIoTスペシャリストを目指そうSeason2(1)
IoTを構成する「デバイス」の必須項目、電源とグランドの基礎知識(2/2 ページ)
解答と解説
解答
正解は、
3.受信信号であるRXと送信信号端子であるTXをクロス接続し、さらにGNDを接続する。
です。
解説
この問題は、UARTや、1-Wireなどのシリアル通信について理解しているかどうかを確認しています。シリアル通信の基礎はRS232Cなどに用いられるUARTです。UARTでパラレル信号とシリアル信号を変換します。そして、送信データをTX端子に出力し、RX端子から受信データを入力します。
1 RX/TX端子の相互接続に関する説明です。PCにモデムを接続する場合はPCのRX端子をモデムのRX端子に、PCのTX端子をモデムのTX端子に接続しますが、問題はArduinoの相互接続なので、クロス接続(RXとTXを接続する)にします。従って誤りです。
2 1-Wire接続を用いる場合も信号線だけでなく、回路として機能させるには電源線やGND線の接続が必要となります。従って誤りです。
3 2台あるマイコン間でデータを送信する場合は、一方の送信データは他方の受信データになります。従って、送信信号端子TXは相手の受信信号端子RXに接続します。これをクロス接続と呼びます。従って、正しい内容です。
4 1-Wireは一本の信号線で、複数のデバイスと双方向の通信を行うことができます。なお、信号が戻るGND線の接続も必要です。従って、間違った内容です。
さて、今回の内容はいかがでしたでしょうか? また次回、IoT関連の知識・スキルアップに役立つ問題をお届けしたいと思います。
著者紹介:
末石吾朗(すえいしごろう)
東京電機大学 講師、テクノウォーカー/
サートプロ IoT技術講師
1977年、埼玉大学理工学部電子工学科卒業。第一種情報処理技術者、オンライン種情報処理技術者、マイクロコンピュータ応用システム開発技術者(中級)、デジタル工事担任者他の各種情報処理試験に合格し、組み込み技術、プログラミング、情報処理のセミナー講師、執筆活動などを行う。情報活用能力認定試験(J検)作問委員歴任。
主な著書(共著):「人工知能概論」(専門教育出版)、「C言語プログラミング」(一橋出版)、「ハイクラスC言語コンパイラ&インタプリタ」(技術評論社)、「応用情報技術者試験 午前精選予想問題集」(東京電機大学出版局)、「応用情報技術者試験 午後解法の手引き」(東京電機大学出版局)がある。
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