Qt 5.9
産業機器や車載に適した「Qt」最新版
GUI開発フレームワーク「Qt」の最新版「Qt 5.9」が提供開始された。バージョン5.6以来の長期サポート(LTS)対応版であり、INTEGRITYへの対応も正式に行われるため、産業機器や医療、車載などにも適する。
包括的GUI開発フレームワーク「Qt」の最新版「Qt 5.9」が提供開始された。バージョン5.6以来の長期サポート(LTS)対応版であり、INTEGRITYへの対応も正式に行われるため、産業機器や医療、車載などにも適する。
Qtはマルチプラットフォーム対応の包括的開発フレームワークとして知られており、プログラム開発に必要なマルチスレッドやプロセス間通信、ネットワーク、データベースなどといったライブラリを多数備えており、それらはモジュール形式で提供される。
最新バージョンではLTS対応が大きなトピックとなるが、機能面ではQt3Dのアニメーション対応、複数3Dジオメトリフォーマットのプラグイン追加なども行われている。パフォーマンス面では刷新されたUI操作やQML型キャッシュの事前生成、JSファイルから生成されるコードの最適などにより、同じLTSであるバージョン5.6に比べて大幅な向上を果たしている。
引き続きWin32/ユニバーサルアプリで利用可能であり、Windows 10の全バリエーションにも対応。Green Hills SoftwareのRTOS「INTEGRITY」に正式対応したこともあり、RTOSアプリに開発で最新のGUIフレームワークが利用できることなった。QNX 7とi.MX7への対応も追加されている。
この他にもBluetooth 4/BLEのサポート範囲拡大やWaylandを利用したデバイス開発サポート、Qt Liteによるビルドのカスタマイズ、CANとModbusを利用するためのQt Serial Busの正式実装、描画アーキテクチャ改善による将来的なOpenGL 以外の描画APIへの対応などが新機能として挙げられている。
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