SMK CapSleek Touch
狙うは車載機器市場!? 静電容量方式の曲面タッチパネルの受注開始
SMKは、カーナビゲーションシステムや車載用センターコントロールなどをターゲットにした、静電容量方式曲面タッチパネル「CapSleek Touch」を発表した。
SMKは2016年3月8日、カーナビゲーションシステム、車載用センターコントロール、家電機器、事務用機器などをターゲットにした、静電容量方式の曲面タッチパネル「CapSleek Touch」を開発し、受注を開始したことを発表した。
同製品は、電極を上下2枚のITO(Indium Tin Oxide:酸化インジウム スズ)フィルムで構成したF1F(Film/Film)タイプの静電容量方式タッチパネルで、曲面カバーパネルに対応する。
センサーに、透明性と電気伝導性を兼ね備える薄型のITOフィルムを使用することで、射出成型曲面樹脂カバーに、気泡の発生を防ぐ真空中で張り合わせることができる。また、カバーパネルの製造には、インモールド成型技術が用いられており、加飾自由度の高い製品となっている。
2020年、静電容量方式を採用した車載タッチパネル市場が大きく成長!?
同製品の用途には、カーナビゲーションシステムや車載用センターコントロールが含まれ、車載タッチパネル市場における静電容量方式タッチパネルの成長が大きく期待されている。
矢野経済研究所が2015年8月に発表した、2020年までの車載タッチパネル市場規模の予測結果によると、世界全体の車載タッチパネル市場規模(メーカー出荷数量ベース)は、2015年の1年間で2866万枚となり、2020年には約96%増の5640万枚まで拡大するとしている。中でも、静電容量式の車載タッチパネルについては、2015年の258万枚から、2020年には10倍以上となる3320万枚を記録する見通しだという。
実際、スマートフォンやタブレット端末と同様の操作感を車載機器に求める消費者ニーズも増えてきており、自動車メーカーやティア1サプライヤーが機器の操作性やデザイン性向上のための薄型化と曲面ディスプレイ対応に向けて、静電容量式の採用を進めているという。
同社は既に、ガラス1枚のG2、OGS(One Glass Solution)、ガラス2枚のG1G(Glass/Glass)、フィルム2枚のF1Fの量産が行える状態にある。デザイン性に優れた今回の新製品の市場投入により、今後ますます需要が増えていくであろう静電容量方式タッチパネルの製品ラインアップの拡充を進めていく構えだ。
生産はフィリピン工場で月産10万台を計画
CapSleek Touchの主な仕様は、以下の通りである。
| 読み取り方式 | 静電容量方式(投影型 相互容量式) |
|---|---|
| 入力荷重 | ON |
| 入力方式 | 指 |
| 使用温度範囲 | -30~+85℃ |
| 保存温度範囲 | -40~+95℃ |
| 透過率 | 88%(MAX)※光学フィルム張り合わせ時 |
| 反射率 | 9%(MIN)※光学フィルム張り合わせ時 |
| 対応カバーパネル半径 | R700(2次元)※R700以外の曲率は別途相談 |
| 販売価格 | カスタム仕様のみの対応のため、価格は仕様により異なる |
| 表1 「CapSleek Touch」の主な仕様 | |
なお、同製品の生産はフィリピン工場で行われ、月産10万台(7インチ換算)を計画しているという。
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