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野球「マジック」点灯のバグ(その1:問題編)組み込みエンジニアの現場力養成ドリル(8)(3/5 ページ)

終盤を迎えたプロ野球、「マジック」が気になるところ。複雑な印象があるマジック算出を例に、誰かがマジック計算ソフトを開発したとして、そのソフトをテストするためのテストケースを設計してもらいます。

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優勝可能性の判定

 上記の時点で優勝や最下位が決まっているかもしれませんので、まずはその可能性をチェックします。アルゴリズムは以下の通りです。

(1)AとBに対し、Aが残り試合を全勝し、Bが全敗した場合の勝率をそれぞれ計算する。

(2)BとAに対し、Bが残り試合を全勝し、Aが全敗した場合の勝率をそれぞれ計算する。

(3)BとCに対し、Bが残り試合を全勝し、Cが全敗した場合の勝率をそれぞれ計算する。

(4)CとBに対し、Cが残り試合を全勝し、Bが全敗した場合の勝率をそれぞれ計算する。

(5)AとCに対し、Aが残り試合を全勝し、Cが全敗した場合の勝率をそれぞれ計算する。

(6)CとAに対し、Cが残り試合を全勝し、Aが全敗した場合の勝率をそれぞれ計算する。

 同じような処理を6回繰り返しますので、1つ作ってコピペして一部を変更すれば、残りの5つも簡単に出来ます(プログラミングしなくても、Excelで簡単に計算可能です。下にExcelでの計算結果を挙げます)。

photo
Excelでの計算

 この結果から、以下が分かります。

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